京都府立植物園 ライトアップ 2026 水面に、もうひとつの秋が咲く。
01 / 32
水面に映る植物と光
Kyoto Prefectural Botanical Garden / Illumination 2026 — Year 1
2026.08

水面に、
もうひとつの秋が咲く。

KYOTO BOTANICAL NIGHT
京都府立植物園 ライトアップ 2026
YEAR 1 ご提案
2026年8月 ver.04 既存の園内写真を加工したイメージです
01
00 この提案について Contents
今年つくるのは、
1枚の景色と、
それを見る3万人。

この提案の中心にあるのは、植物 × 光 × 水面がつくる「水鏡」です。 100年かけて育ててきた植物に光を加え、水面へ映すことで、昼には見ることのできない景色を引き出す(P.04〜06)。

後半は、その景色をどう届けて来場30,000人に変えるかの設計です。園路そのものの照明は、この体験を支える要素として整理しています。

この提案の前提

① 事業条件は打ち合わせでご共有いただいた内容に基づく整理です。★要確認を付した項目は確定前のため、確定次第、数値と工程を更新します。
② 各経路の人数・転換率はすべて仮説ベースの仮置きです。着手前に「どの経路で何人を獲るか」を合意することを前提としています(P.08)。
③ 施策予算は「30,000人に必要な額」(P.24〜26)「実予算200/300/500万でできること」(P.27〜28)の2段でご提示しています。金額は相場データからの参考値で確定見積ではありません。案の選定と金額の確定は次回の議題です(P.31)。
④ 掲載写真はいずれも園内で撮影された昼の写真を加工したイメージで、実際のライトアップの見え方ではありません。

100 YEARS100年間、この場所で植物を育ててきた03
ANOTHER VIEWその景色を、まだ見たことのない角度から04
CONCEPT水面に、もうひとつの秋が咲く。05
WHY NOW100年育ててきた植物園を、新しい視点から06
GOAL最上位KPI ― 来場者30,000人07
30,000人の内訳08
内訳の逆算根拠09
TARGET誰に来てもらうか ― 4層10
最重要 ― すでに京都にいる人11
MESSAGE言葉を3階層に分ける12
STRATEGY集客ファネルの設計13
施策 ― 5本の柱14
ACTION① HERO VISUAL & MOVIE15
② MEDIA PR16
③ INFLUENCER / CREATOR17
④ LOCAL NETWORK18
⑤ DIGITAL AD19
受け皿 ― LPとGoogle Maps20
スケジュール21
KPIKPIツリーと評価軸22
集客と収益を分ける23
BUDGET逆算から予算へ24
必要額とKPIの想定25
費用の積み上げ根拠26
実予算での3案 ― 梅・竹・松27
予算と来場者数の関係28
NEXTLONG TERM VISION29
水面に、もうひとつの秋が咲く。30
次回の議題 ― 案と目標の確定31
★要確認事項一覧32
京都府立植物園 ライトアップ 2026 YEAR 1 集客戦略 ご提案02
100 YEARS 100年間、この場所で植物を育ててきた。 Heritage
この植物園の資産は、
建物ではなく、植物そのもの。

1924年(大正13年)開園。日本で最初の公立植物園として、京都の北山にひらかれました。

植物を集め、育て、枯らさずに翌年へ渡す。この場所がやってきたのは、100年間ずっとそれだけです。 いまここに立っている木の多くは、誰かが植えて、誰かが世代を越えて世話をし続けた結果として残っています。

つまりこの植物園でいちばん価値があるのは、施設でも設備でもなく、100年かけて育ててきた植物と木々と風景そのものです。 これは、あとから金額で買い直すことができません。

お金では買えず、時間だけがつくれるもの

① 大きく育った樹形 植えて数年では出ない高さと枝張り。
② その土地に馴染んだ植栽 100年のあいだに残ったものだけが、いま残っている。
③ 季節で見どころが動く設計 春夏秋冬それぞれに主役がある構成そのもの。

開園
1924
今年で
102年目
収集植物
12,000
面積
24ha

日本最初の公立植物園。数値は園公表値をもとにした概数です。

開園当初の園内
THEN開園から間もない頃の園内。奥に初代の大温室。
現在の園内
NOW同じ場所の、いまの姿。骨格は100年前から変わっていない。
本提案が「100周年だから」を理由にしない理由

周年は日付の話で、来場の動機にはなりません。100年という時間の意味は、記念すべき節目であることではなく、この場所に「他ではつくれないものが育っている」という事実にあります。
だから今回やるのは記念行事ではなく、その育ってきたものを、まだ誰も見ていない形で見せることです。

100 YEARS 100年間、この場所で植物を育ててきた。03
ANOTHER VIEW その景色を、まだ見たことのない角度から。 A View Not Yet Seen
新しいものを持ち込むのではなく、
すでにあるものの、見え方を変える。

昼にもそこにある植物、水、風景。
夜、そこに光が加わるだけで、別の景色になります。

昼の園内の池
01 ─ 昼
そこに、水と植物がある

園内には池と水面がいくつもあります。昼はただの風景として通り過ぎる場所です。

夜の園内の池
02 ─ 夜
光が、加わる

閉園後、同じ場所に照明が入る。昼の情報量が落ち、見せたいものだけが残ります。

水面に映る植物
03 ─ 水鏡
もうひとつの植物園が現れる

水面が植物と紅葉と光を映し返し、実景と反射の境界が消える。昼には絶対に見られない景色です。

なぜ「水面」なのか

紅葉のライトアップそのものは、京都に数十件あります。「植物」と「まとまった水面」が同じ場所に揃っているところは、そう多くありません。水面は、100年育ててきた植物を2倍の面積で見せる装置として使えます。上を見上げるだけでなく、下も見る。それが今回の体験です。

上の3枚について

いずれも園内で撮影された昼の写真を加工したイメージで、実際のライトアップの見え方ではありません。夜間の見え方は照明計画の確定後、パースで別途ご提示します。★要確認
対象とする池・水面の範囲についても、確定が必要です(P.32)。

ANOTHER VIEW その景色を、まだ見たことのない角度から。04
水面に映る紅葉と光
CONCEPT

水面に、
もうひとつの秋が咲く。

KYOTO BOTANICAL NIGHT

既存の園内写真を加工したイメージです。実際のライトアップの見え方ではありません。

05
WHY NOW 100年育ててきた植物園を、新しい視点から。 Why Now
植物園を、
別の場所へ変えるのではない。

今回のライトアップは、植物園を光のエンターテインメント施設に作り替える企画ではありません。

そこにある植物、水、風景をそのまま生かし、夜にしか出会えない植物園の表情をつくる。 やることは、園の外から何かを持ち込むことではなく、すでに100年ぶん積み上がっているものから、まだ見えていない景色を引き出すことです。

そしてそれを入口に、これまで植物園を訪れる機会のなかった人たちとの新しい接点をつくります

園路の照明は、この企画の主役ではありません

園路を明るくして歩かせること自体が目的ではありません。園路照明は来場者の移動と安全、そして水鏡までの導線を支える要素として整理します。
見せ場は水面に集中させ、そこへ向かうまでの時間を園路がつくる。これが今回の構成です。

やらないこと

園内を派手な光で埋める/植物と関係のない演出を持ち込む/「100周年だからライトアップをする」という理由づけ

やること

そこにある植物・水・風景に光を加え、水面へ映す/昼には見えない見え方だけを増やす/その景色を、新しい来園者との最初の接点にする

CONDITIONS — 初年度に効いてくる4つの条件
01
ゼロからの立ち上げ

公式アカウントも検索結果も口コミも存在しない状態から始まります。運用を積み上げて認知を作る時間はなく、外から一気に持ってくるしかありません。

02
会期が短い

約4週間。前半で失速すると挽回する期間がありません。開幕前に来場の判断材料を用意しておくことが前提になります。

03
京都の秋は競合が強い

同時期に寺社のライトアップが数十件走ります。同じ土俵で「紅葉が綺麗です」と言っても埋もれます。水鏡という別の絵が要ります(P.16)。

04
すでに京都に人はいる

秋の京都には毎日、大量の観光客が滞在しています。遠くから呼ぶより、いま京都にいる人の「今夜」を取りにいくほうが、初年度は圧倒的に速い(P.11)。

だから今年やることは、2つに絞れます

① この場所にしかない1枚の景色(水鏡)をつくり切ること。② その景色を使って、限られた会期のなかで人を園に立たせること。
体験の拡張も、収益設計も、ブランドづくりも、この2つが成立した翌年から、実績とデータを持って始めます(P.29)。

WHY NOW 100年育ててきた植物園を、新しい視点から。06
GOAL 最上位KPI The Single Goal
TOP KPI
30,000
会期合計の来場者数
PER DAY
1,070人 / 日
PERIOD
28日間
夜の植物園を入口に、
3万人との新しい接点をつくる。

30,000人は売上目標ではありません。これまで植物園を訪れる機会のなかった人と、はじめて接点を持つ人数です。夜に来た人が、翌年の昼にも来る。その最初の1回をつくるのが今年の仕事です。

指標を複数持つと、うまくいかなかったときに「別の指標では成果が出ている」という説明が可能になります。初年度にそれをやると、翌年に持ち越せる学びが残りません。評価軸は来場者数ひとつにします(P.08)。

評価する
経路別の来場人数/LP・Google Mapsへの流入/動画リーチ・視聴/メディア掲載件数
評価しない
フォロワー数/投稿本数/いいね数記録は取りますが、成果指標としては扱いません
今年は扱わない
売上・客単価・物販収益構造が未確定のため(P.23)
GOAL 最上位KPI07
GOAL 30,000人の内訳 Breakdown
「3万人来ます」ではなく、
どの経路で何人を獲るかを先に決める。

数値は仮説ベースの仮置きです。
着手前にこの配分を合意し、会期序盤の実績で更新します。

経路担当する施策来場構成比
自然流入・現地・口コミ園の既存来園者/園内掲出/公式HP・既存SNS/来場者の口コミ
施策外(ベース)
7,500
25%
DIGITAL AD動画広告・検索・ローカル配信からLP/Google Mapsへ直接送客
施策⑤
7,500
25%
MEDIA PR京都ローカルメディア・Webニュース・観光メディアへの露出
施策②
6,000
20%
LOCAL NETWORK市内ホテル・大学・周辺店舗・観光施設との連携。「今夜行ける体験」として訴求
施策④
5,400
18%
INFLUENCER / CREATOR京都・旅行・デート・写真・ファミリー領域のクリエイター12名
施策③
3,600
12%
合計
30,000
100%
施策① HERO VISUAL & MOVIE がこの表に無い理由

水鏡のビジュアルは経路ではなく、全経路に配る弾だからです。広告・PR・クリエイター・ホテルサイネージ・LPのすべてが同じ1つの景色から派生します(P.15)。この1枚と15秒の出来が、上の4経路すべての効率を同時に上下させます。

この表の使い方

会期中は経路別の来場人数を週次で実測し、この表を更新します。目標に届いていない経路が判明した時点で、広告配分・クリエイター投下・ホテル配布を組み替えます。

GOAL 30,000人の内訳08
GOAL 内訳の逆算根拠 Reverse Calculation

各経路の人数は、上流の到達量 × 転換率で置いています。転換率は同種イベントの一般値からの仮置きです。 ここを先に紙に書いておくことで、会期中に「どこが想定より低いか」が即座に分かります

経路 上流の到達量(仮置き) 転換の考え方 来場 ここが崩れたら
自然流入・現地・口コミ 秋の昼間来園者への園内掲出
接触 120,000人
掲出接触 → 夜間来場 6.3%
園内ポスター・チラシ・チケット窓口・公式HP・既存SNS
7,500人 園内掲出の物量と設置位置。最も安く確実な経路なので、ここは必ず確保します。
DIGITAL AD 出稿費 200万円 ÷ CPM 800円
2,500,000 imp
imp → LP CTR 1.2%(30,000セッション)
→ 来場 10%(3,000組)× 2.5人/組
7,500人 出稿枠。枠が半分なら、この経路の人数もほぼ半分になります。★要確認
MEDIA PR 掲載 40件
推定リーチ 3,000,000
記事接触 → 来場 0.2%
テレビ2・新聞4・Webニュース20・観光メディア14を想定
6,000人 切り口。単なる開催告知では掲載件数が1桁に落ちます(P.16)。
LOCAL NETWORK ホテル60施設・大学8校・店舗50箇所
接触 95,000人
接触 → 来場 5.7%
滞在中・近距離のため転換率は他経路より高い
5,400人 連携先の獲得数。9月中に交渉を終える必要があります(P.21)。
INFLUENCER / CREATOR 12名
推定リーチ 1,200,000
リーチ → 来場 0.3%
フォロワー1〜10万のマイクロ中心。大量起用はしない
3,600人 人選。ジャンルが来場動機とズレると、リーチが出ても0.05%程度まで落ちます。
90,000
LP セッション(4経路の合計)
内訳

広告 30,000 / PR 30,000 / クリエイター 18,000 / ローカルQR 12,000。LPは全経路の合流点です。

来場転換

90,000セッション → 9,000組22,500人。これに自然流入 7,500人を足して 30,000人。

率直に申し上げておくこと

この5経路のうち、最も金額に連動するのは DIGITAL AD の 7,500人です。広告出稿費が確保できない場合、3万人の4分の1が構造的に欠けます。
その場合は、目標値そのものを引き直したうえで着手させてください。必要額の試算は P.24〜26、実予算での3案は P.27〜28、確定は次回の議題です(P.31)。

GOAL 内訳の逆算根拠09
TARGET 誰に来てもらうか Four Segments
遠くから呼ぶ前に、
近くにいる人を取り切る。

構成比は P.08 の内訳と対応しています。
①②で全体の約7割を占める設計です。

SEGMENT 01 ─ 最重要

京都に滞在中の観光客

市内宿泊者・日帰り観光客
  • 移動コストがゼロ。決めた瞬間に来られる
  • 夜の予定が空きやすい(寺社は17時で閉まる)
  • 接点=ホテル・Google Maps・現地検索
  • 意思決定は当日の夕方
目標構成比 約35%
SEGMENT 02

京都市内・近郊の生活者

ファミリー・カップル・シニア
  • 植物園を「知っている」層。心理的距離が近い
  • 平日夜・雨天日を埋められる唯一の層
  • 接点=地域メディア・Meta広告・口コミ
  • 入園料500円の手軽さが効く
目標構成比 約35%
SEGMENT 03

京都市内の大学生

学生・院生・サークル
  • 京都は学生の街。密度が高く拡散が速い
  • 夜に動ける/平日に動ける
  • 接点=学内掲示・学生メディア・サークル
  • 学割の設定余地★要確認
目標構成比 約15%
SEGMENT 04

撮りに来る人

写真・カメラ・発信層
  • 来場そのものが次の集客素材になる
  • 会期序盤に入れると口コミの起点になる
  • 接点=クリエイター施策・フォトスポット
  • 三脚可否・撮影ルールの整理が必要★要確認
目標構成比 約15%

上の4枚は園内で撮影された昼の写真を加工したイメージで、実際のライトアップの見え方ではありません。夜間の見え方は照明計画の確定後、パースで別途ご提示します。

TARGET 誰に来てもらうか10
TARGET 最重要 ― すでに京都にいる人 Tonight In Kyoto
秋の京都で、
「今夜どうする?」
毎日発生している。

寺社の多くは17時前後で拝観が終わります。夕食までの時間、あるいは夕食後の時間は、 毎晩、数万人分が空いています

この層は「京都に行こうか」を検討する必要がありません。すでに京都にいて、 あと必要なのは行き先だけ。初年度の集客としては、最も短い距離にあります。

京都駅から
20
最寄駅から
徒歩すぐ
入園料
500円〜

地下鉄烏丸線 北山駅・北大路駅が直結。ライトアップ時の料金・時間は確定次第更新します。★要確認

DECISION TIMELINE — 当日夕方に決まる
16:00手が空く寺社の拝観が終わる。ホテルに戻る/カフェにいる。
17:00検索する「京都 夜 ライトアップ」「京都 今日 夜」でGoogle検索・Google Maps。ここに出ていないと、存在しないのと同じ
17:30決めるLPで「今夜やっているか」「いくらか」「何分で着くか」を確認。3つが即答できれば決まる
18:20来る地下鉄で北山駅へ。当日券で入場。
この90分に、何を置いておくか

①ホテルフロント・コンシェルジュ・ロビーサイネージ・QRカード(P.18)/②Google Mapsのビジネスプロフィールと営業時間・写真(P.20)/③検索連動とローカル配信の広告(P.19)/④「今夜の見頃」を載せたLP(P.20)。
この4つは、すべて当日夕方の90分のために置くものです。

言い換えると

この層に対しては、広告で認知を作る必要すらありません。「探している人の前に、確実に出ている」状態を作るだけで来場に変わります。初年度に最も費用対効果が高い投資先です。

TARGET 最重要 ― すでに京都にいる人11
MESSAGE 言葉を3階層に分ける Three Layers Of Copy
事業のコンセプトと、
広告のコピーは、別のものです。

3つを1つにまとめようとすると、
どの相手にも刺さらない言葉になります。

LAYER 01事業コンセプトBusiness Concept
100年育ててきた植物園を、
新しい視点から。
役割

この事業が何なのかを定義する。判断がぶれたときの基準になる言葉。

相手

園・行政・関係各社/深く書くメディア/協賛検討先

使う場所

提案・稟議・企画書/プレスキットの背景説明/取材時の説明

使わない

広告クリエイティブ・ポスター・SNS。思想は、来場動機にはならない

LAYER 02Hero ConceptThe One Line
水面に、
もうひとつの秋が咲く。
KYOTO BOTANICAL NIGHT
役割

「この景色を実際に見たい」と思わせる。今回いちばん多く露出させる言葉。

相手

まだこのイベントを知らない人/写真で心を動かされる層

使う場所

Hero Visual・Hero Movie の締め/LPのファーストビュー/ポスター/広告のメインコピー/リリースの見出し

原則

必ず水鏡のビジュアルと一緒に出す。文字だけで置くと意味が伝わりません

LAYER 03集客コミュニケーションAcquisition Copy
京都の紅葉を、
寺社だけでなく植物園でも。
役割

比較して選ぶ理由を与える。「なぜ寺社ではなくここなのか」への即答。

相手

すでに京都にいて、今夜の行き先を比較している人(P.11)

使う場所

検索連動広告/ホテル・大学の配布物/観光メディア/Google Maps/LPの下部

添えるもの

予約不要・入園料・所要時間・最終入園時刻。実利の情報と必ずセットで★要確認

混同すると、こうなります

広告に LAYER 01 を出すと「行政の記念事業」に見えて、行きたさが生まれません。逆に関係者向けの資料を LAYER 03 だけで説明すると、「安さと穴場で売る企画」に見えて、100年の資産という話が消えます
3つは競合しません。相手ごとに出す層を変えるだけです。

正式名称が決まると、ここが確定します

「KYOTO BOTANICAL NIGHT」は本提案上の仮称です。正式名称・ロゴが確定すると、LAYER 02 の見せ方(コピーと名称の上下関係、ロゴの入れ方)が決まり、そこから動画・LP・ポスター・配布物の制作を一斉に開始できます。名称は最優先の確認事項です(P.32)。

MESSAGE 言葉を3階層に分ける12
STRATEGY 集客ファネルの設計 Funnel
認知 → 興味 → 検索・サイト流入 → 来場。
どの段で何人落ちるかを、先に決めておく。
STAGE 01認 知存在を知る6,800,000リーチ
STAGE 02興 味見たいと思う1,500,000動画視聴・記事接触
STAGE 03検索・流入調べる・確かめる90,000LPセッション
STAGE 04来 場園に立つ30,000来場者数
段階 この段の仕事 担当する施策 中間KPI 落ちている時の打ち手
認知 「そんなものがあるのか」を作る。短期間で一気に到達させる。 ①HERO VISUAL / MOVIE②MEDIA PR③CREATOR⑤DIGITAL AD リーチ 680万 広告の配信面と予算を増やす。PRの切り口を差し替える。
興味 「行きたい」に変える。ここは水鏡の絵と映像の仕事で、テキストでは代替できない。 ①HERO VISUAL / MOVIE(15秒・6秒・縦型)/③CREATORの体験投稿 動画視聴 120万
記事精読 30万
クリエイティブを差し替える。リーチはあるのに視聴率が低い=冒頭3秒の問題。
検索・流入 調べた人を確実に受け止める。ここで取りこぼすと全施策が無駄になる LPGoogle Maps/検索連動広告/ホテルQR LP 90,000
Maps 18,000
LPのファーストビューとCTAを差し替える。検索キーワードを追加する。
来場 「行く」を「行った」にする。距離・時間・料金の不安を消す。 LPのアクセス・所要時間・当日の見頃/現地サイン 30,000人 経路別に実測し、届いていない経路へ配分を寄せる(P.08)。
この設計の意図

SNSの運用は、このファネルのどの段にも単独では乗りません。「認知」は広告とPRとクリエイターの仕事、「興味」は水鏡の絵と映像の仕事、「流入」はLPとGoogle Mapsの仕事です。SNSアカウントはそれらの受け皿として機能させます(P.20)。
なお、自然流入・口コミ経由の7,500人はLPを通らないため、最下段のみに合算しています。

STRATEGY 集客ファネルの設計13
STRATEGY 施策 ― 5本の柱 Five Pillars
1つの景色を作り、4つの経路で配り切る。

施策を5本に整理しました。①が水鏡というひとつの景色を作る仕事、②〜⑤がそれを配る仕事です。
②〜⑤はそれぞれ担当する来場人数を持ち、その人数に対して責任を負います。
SNSの日々の運用は、この5本のいずれにも含めていません。理由は P.20 に記載しています。

PILLAR 01

HERO VISUAL
& MOVIE

水鏡の静止画1枚と15〜30秒の映像を制作。広告・SNS・Web・ホテルサイネージ・メディア提供素材としてマルチユースします。園内紹介動画は作りません。
  • Hero Visual 静止画1枚
  • Hero Movie 15–30秒
  • 15秒・6秒・縦型ショート
  • サイネージ版/メディア提供版
全経路の弾を作る。
来場:全経路に寄与
PILLAR 02

MEDIA
PR

開催告知ではなく、「水鏡」という一枚の絵をニュースにする設計。 京都ローカルメディア・Webニュース・観光メディアへの露出を狙います。
  • 切り口5本の設計
  • リリース2本(10月/開幕直前)
  • 先行内覧会 1回
  • クリッピングと掲載リーチの集計
無料で最も遠くへ届く。
来場:6,000人
PILLAR 03

INFLUENCER
/ CREATOR

大量起用はしません。京都・旅行・デート・写真・ファミリーなど 来場につながるジャンルを選定し、開催前後に集中投下します。
  • 12名を5ジャンルから選定
  • 3波に分けて集中投下
  • 専用URLで来場を実測
  • 二次利用許諾(広告への転用)
「行った人の絵」を先に作る。
来場:3,600人
PILLAR 04

LOCAL
NETWORK

市内ホテル・大学・周辺店舗・観光施設と連携。 すでに京都にいる人へ「今日の夜に行ける体験」として届けます。
  • 市内ホテル 60施設
  • 大学 8校
  • 周辺店舗・観光施設 50箇所
  • コンシェルジュ用シート・QRカード
最短距離の来場動線。
来場:5,400人
PILLAR 05

DIGITAL
AD

運用型SNSと集客広告を分けます。動画広告からLP・Google Mapsへ直接送客し、 来場に直結する導線だけを設計します。
  • 出稿費の配分設計
  • 動画広告 → LP・Google Maps
  • 夕方16–19時に配信を寄せる
  • リターゲティング(LP・動画視聴者)
量を金で買える唯一の経路。
来場:7,500人
5本を貫く原則

入口はひとつの絵、出口はひとつの着地点。②〜⑤はすべて同じ水鏡のビジュアルで入口を揃え、LP または Google Mapsに着地させます。絵を揃えるほど記憶に残り、出口を揃えるほど「どの施策が何人を連れてきたか」が計測できます。この2つの統一が、YEAR 2 に引き継ぐ最大の資産です。

STRATEGY 施策 ― 5本の柱14
ACTION 01 HERO VISUAL & MOVIE One Scene, Many Uses
この1枚と、この15秒が、
すべての施策の元になります。

水鏡は、言葉で説明しても伝わらず、写真1枚でも半分しか伝わりません。実景と反射の境界が消える瞬間は、光が動いてはじめて成立するためです。

そこで制作するのはHero Visual(静止画1枚)Hero Movie(15〜30秒)の2点だけ。園内紹介動画はつくりません。この2点を、広告・PR・クリエイター・現地・LPのすべてに配ります

MASTER — 制作するもの
  • Hero Visual 水鏡の静止画1枚。ポスター・LP・配布物・媒体提供の共通ビジュアル
  • Hero Movie 15〜30秒。水鏡だけを見せる。園内案内は入れない
  • 撮影 プレ点灯時、または開幕初日夜★要確認
  • 撮影条件 水面が鏡になるのは風のない時。風・水位・落葉の状態で成否が変わるため、撮影日は複数日の確保が前提です★要確認
  •  水音と環境音を主体に。音無しでも成立する字幕設計
  • 納品 16:9/9:16/1:1 の3アスペクト+静止画(縦横)
  • 権利 二次利用可(園・行政・メディア提供・翌年以降の使用を想定)
STORYBOARD — Hero Movie の構成(15〜30秒)
01
暗闇

何も見えない。水の音だけ。「これは何を見せられているのか」を作る2秒。

02
静かな水面

波のない黒い水面。ここが舞台であることだけを示す。まだ植物は見せない。

03
光が入る

照明が徐々に立ち上がる。植物の輪郭が水の上に落ちはじめる。

04
紅葉が浮かび上がる

水面に色が咲く瞬間。ここが最大の見せ場。広告の冒頭にそのまま使う部分です。

05
境界が消える

上下が反転しても成立する構図。どちらが実景でどちらが反射か分からなくなる

06
引いて、締める

水面全体へ引く → 「水面に、もうひとつの秋が咲く。」 → 名称・会期・入園情報。

15秒版は 04→05→06、6秒版は 04 のみで構成します。短い尺から先に設計し、本編はその素材の集合として撮影します。逆順で作ると、短尺に使えるカットが残りません。
植物を主役に据えたまま幻想的に見せることを条件とし、光そのものを主役にした演出は避けます(P.06)。

MULTI-USE — 1つの景色が働く5つの現場
MASTER
水鏡
Visual + Movie
ここだけを丁寧に作る
USE 01
広告クリエイティブ

15秒・6秒・縦型+静止画。水鏡のカットだけでA/B検証し、反応の出た絵に寄せます。

USE 02
LP・SNS

LPのファーストビューを水鏡の動画に。SNSは固定投稿とプロフィール導線に使用。

USE 03
ホテル・施設サイネージ

音無し・字幕付きの30秒版。ロビーで流れる=毎日数千人に無料で届く

USE 04
メディア提供素材

テレビ・Web媒体へ提供する素材版。水鏡の一枚絵があると採用率が上がる(P.16)。

USE 05
クリエイター配布

起用クリエイターへ素材提供。「同じ景色を自分の撮り方で撮る」という形に統一します。

YEAR 2 へ
資産として残る

この1枚が定着すれば、翌年は「あの水面のイベント」として告知を始められます(P.29)。

ACTION 01 HERO VISUAL & MOVIE15
ACTION 02 MEDIA PR The Angle
「開催します」は、
ニュースではない。

秋の京都には、同時期に数十件のライトアップがあります。開催告知のリリースを出しても、 イベントカレンダーに1行載って終わりです。
必要なのは記者が「これは記事になる」と判断できる切り口と、そのまま紙面に載せられる1枚の絵。 今回は後者が明確です。水鏡の写真と映像を、下の切り口5本すべてに添えます(P.15)。

TARGET — 掲載目標 40件

推定合計リーチ 3,000,000 → 来場 6,000人(P.09)。テレビ1本が入ると、この推定は大きく上振れします。

ANGLES — 用意する5つの切り口
ANGLE 01 ─ 主軸

水面に、
もうひとつの秋が咲く。

Hero Visual を主役にした、絵で通す切り口。Webニュース・写真媒体向け。写真が強い記事は、本文を読まれる前に拡散します。今回いちばん露出させる形。
ANGLE 02

京都の紅葉を、寺社だけで
なく植物園でも。

「拝観料ではなく入園料」「予約不要」「混雑を避けたい人へ」という実利のニュース。京都の紅葉疲れは毎年記事になるテーマです。集客コピーとしても使います(P.12)。
ANGLE 03

100年育ててきた植物が、
夜、水に映る。

新聞・地域面向け。1924年開園・日本最初の公立植物園という事実と、新しい見せ方の組み合わせで立てます。周年の記念行事としては打ち出しません(P.03)。
ANGLE 04

昼と夜、
同じ場所。

テレビ・映像媒体向け。同一カットの昼夜比較+水面に色が浮かび上がる瞬間という、絵として成立する企画にして持ち込みます。
ANGLE 05

この景色は、
この場所にしかない。

「なぜ寺社ではなく植物園なのか」への答え。約12,000種の植物と、まとまった水面が同じ敷地にあるという立地そのものを記事にします。★要確認
TACTICS

先行内覧会を
1回だけ設ける

開幕2週間前に、報道関係者とクリエイター上位2名を招く内覧会を1回。水面が鏡になる無風の時間帯に合わせて設定します。開幕日に記事と投稿が同時に出ている状態を作れるかが、初速を決めます。
リリースは2本、タイミングを分けます

第1弾(10月上旬)=開催決定・切り口①③・Hero Movie 公開。第2弾(開幕直前)=実際に点灯した水鏡の写真と映像を添えた実施リリース。水鏡の実写がある2本目のほうが、掲載率は明確に高いため、素材が揃うタイミングに合わせて設計しています。
照明計画の確定が遅れて実写が間に合わない場合は、パース・CGによる先行版で1本目を走らせます(P.32)。

ACTION 02 MEDIA PR16
ACTION 03 INFLUENCER / CREATOR Selected, Not Scattered
数を打つのではなく、
来る人に届く人を選ぶ。

フォロワー100万人の全国向けアカウントより、京都で今週末どこへ行くかを決めている数万人に届くアカウントのほうが、来場人数では上回ります。

起用は12名。ジャンルを絞り、開催前後に集中投下します。依頼は自由な発信ではなく、「水鏡を、自分の撮り方で撮る」という一点に揃えます。

選定基準(フォロワー数では選ばない)

① 京都・関西の来場圏に読者がいるか
② 「行ってみた」の投稿で反応が出ているか
③ 保存率・コメント率などの行動指標が高いか
水面・反射・夜景の作例があるか。今回は撮ってもらう被写体が水鏡に決まっているため、ここが合わないと絵が出ません

GENRE — 12名の内訳
ジャンル人数規模の目安なぜこのジャンルか
京都ローカル3名1〜5万読者がそのまま来場圏。最も来場に近い。
旅行・観光3名3〜10万滞在中の観光客の行き先候補に入る。
デート・おでかけ2名3〜10万夜の外出という文脈にそのまま乗る。
写真・カメラ2名1〜5万作例が拡散し、撮りに来る人を連れてくる。
ファミリー・子育て2名1〜5万平日・早い時間帯を埋める唯一の層。

推定合計リーチ 1,200,000 → 来場 3,600人(P.09)。出演料・起用費は本書に含みません。

TIMING — 集中投下は3波。会期中ずっと薄く撒かない
第1波 ─ 先行
開幕 2週間前 / 2名
先行内覧会に招致(P.16)。
開幕日にはすでに「行った人の投稿」がある状態を作る。
広告クリエイティブへの二次利用も同時に許諾を取る。
第2波 ─ 初速
開幕週 / 6名
最大の山。開幕から7日以内に6名分が出るように設計。
この期間の投稿が、その後3週間の検索需要をつくる。
第3波 ─ 中だるみ対策
会期 2〜3週目 / 4名
見頃のピークに合わせて投下。
「まだ間に合う」「残り◯日」の文脈で、後半の失速を止める
計測
全期間
クリエイター別に専用URL(UTM)を発行。
誰の投稿が何人を連れてきたかを実測し、YEAR 2 の人選に引き継ぐ。
ACTION 03 INFLUENCER / CREATOR17
ACTION 04 LOCAL NETWORK Already In Kyoto
広告費をかけずに、
毎日、数万人の前に立てる場所がある。

接触 95,000人 → 来場 5,400人(P.09)。
他経路より転換率が高いのは、すでに近くにいる人だからです。

NETWORK 01 ─ 最重要

市内ホテル
60施設

秋の京都のホテルは、毎晩「今夜どこへ行けばいいか」を聞かれ続けています。答えを持っていないのが現状です。そこに答えを置きます。
  • コンシェルジュ用シート 所要時間・料金・最終入園時刻を1枚に
  • フロントQRカード 配布用。カードごとに計測用URLを分ける
  • ロビーサイネージ 30秒・音無し字幕版の動画(P.15)
  • 客室情報誌・タブレット 掲載枠の交渉
接触 40,000人 → 2,400人
NETWORK 02

大学
8校

京都は学生の街です。夜に動けて、平日に動けて、拡散が速い。平日と雨天日を埋めるのに最も効く層です。
  • 学内掲示・生協 ポスター掲出とチラシ設置
  • 学生メディア 学生新聞・大学公式SNSへの情報提供
  • サークル 写真部・観光系・国際交流系へ直接案内
  • 学割の設定 実施可否を要確認★要確認
接触 30,000人 → 1,500人
NETWORK 03

周辺店舗・観光施設
50箇所

北山・北大路エリアの飲食店とカフェ、近隣の文化施設。相互送客にすれば、先方にも利益があるため交渉が通ります。
  • 飲食・カフェ 卓上POP+半券サービスの相互設計
  • 近隣施設 上賀茂神社・陶板名画の庭・コンサートホール等
  • 地下鉄烏丸線 駅構内掲出の可否★要確認
  • 商店会 一括での配布ルート確保
接触 25,000人 → 1,500人
共通のメッセージは1つだけ

「今日の夜に行ける、京都の体験」。ホテルでも大学でも店舗でも、この一言と、所要時間・料金・最終入園時刻だけを載せます。情報を増やすほど、渡された側は判断できなくなります。

この施策の期限

連携交渉は9月中に完了させる必要があります。ホテルの館内掲出枠と大学の掲示許可は、いずれも申請から掲出まで1ヶ月前後かかるためです。8月中のご発注が前提になります(P.21)。

ACTION 04 LOCAL NETWORK18
ACTION 05 DIGITAL AD Reach You Can Buy
SNSを否定するのではなく、
「運用」と「広告」を分ける。

同じSNSという言葉で括られていますが、この2つは別の仕事です。 初年度は後者に予算を寄せます。ゼロから立ち上げたアカウントのオーガニック到達は、4週間の会期には間に合いません。

運用型SNS集客広告
目的受け皿・当日情報の掲示来場者を連れてくる
到達フォロワー中心。積み上げに数ヶ月初日から出せる
評価成果指標にしない経路別の来場人数
今年の位置最小限で運用(P.20)5本柱の1つ
ASSUMPTION — 逆算のための試算前提(出稿費を200万円と置いた場合)

CPM 800円想定で 2,500,000 imp。CTR 1.2% → LP 30,000セッション → 来場 7,500人(P.09)。
出稿費は P.25(必要額)/P.27(実予算)。金額の確定は次回の議題です(P.31)。★要確認

クリエイティブは1本、着地は2つ

全配信面で同じ水鏡のカットを使い、尺と縦横だけを変えます。面ごとに絵を変えると、どの絵が効いたのか分からなくなるためです(P.15)。
着地はLP(じっくり調べる人)とGoogle Maps / 経路検索(今夜行く人)の2つだけ。SNSプロフィールへは送りません。フォローさせる時間があるなら、地図を開かせるほうが来場に近いためです。

DELIVERY — 配信設計
期間目的配信面ターゲティング着地
開幕2週前
10月下旬
認知 YouTube インストリーム/ショート
Instagram Reels・Stories/TikTok
京都・大阪・滋賀在住/旅行・写真・おでかけ関心層 LP(ティザー)+動画視聴の蓄積
開幕週
11月上旬
来場喚起 Meta フィード・Reels/Google 検索連動
Google ディスカバリー
上記+京都市内に滞在中の位置情報/「京都 紅葉 ライトアップ」等の検索 LP(販売・アクセス)/Maps
会期中
11月中〜下旬
来場喚起 Meta/TikTok/Google ローカル
当日の実写に差し替えて配信
京都市内滞在者を最優先。夕方16〜19時に配信を寄せる(P.11) Maps・経路検索
全期間リターゲ Meta/Google ディスプレイ LP訪問者・動画3秒以上視聴者・Maps閲覧者 LP(最終案内・残り日数)
ACTION 05 DIGITAL AD19
ACTION 受け皿 ― LPとGoogle Maps Where They Land
5本の柱が連れてきた人を、
1箇所も落とさない。

上流にいくら投資しても、着地点が弱ければ全部そこで消えます。 LPに必要なのは情報量ではなく、3つの即答です。

Q1
今夜、やってる?

開催日・点灯時間・最終入園時刻・当日の天候対応を、スクロールせずに見える位置に。

Q2
いくら?

料金と当日券の有無。「予約が要るのか」への即答を必ず添える。

Q3
何分で着く?

京都駅から/四条から/主要ホテルから。所要時間と経路をそのまま表示

会期中は、LPが毎日更新される

ファーストビューをその日の実写に差し替え、「今日の見頃」「混雑の目安」を載せます。当日夕方に見に来た人にとって、昨日の写真は情報として古い。ここが当日券の販売装置になります。

LPの公開先(独自ドメイン/園公式サイト配下)は要確認です。★要確認

GOOGLE MAPS — 最も軽視されがちな受け皿
  • ビジネスプロフィール ライトアップ期間の営業時間を別枠で登録
  • 写真 夜間の写真を最優先で追加。Mapsの写真が古いと来場は落ちる
  • 投稿機能 「本日開催」を会期中毎日更新
  • クチコミ 会期序盤の低評価に即応する体制
  • 連携 園の公式プロフィールへの追記になるため、園側との調整が必要★要確認
SNS — 今年の位置づけ
やること
会期中の当日情報(見頃・混雑・天候)の掲示/広告クリエイティブの受け皿/UGCのリポスト
やらないこと
フォロワー獲得を目的とした毎日投稿初年度の到達量では、投下する工数に対して来場が返ってきません
投稿頻度
会期前 週1〜2本/会期中は毎日1本(当日情報のみ)
評価
フォロワー数・投稿数では評価しない。SNS経由のLP流入数のみ計測
誤解のないように

SNSをやらない、という提案ではありません。「SNSを頑張ること」を集客の中心に据えない、という提案です。会期中の毎日更新は、当日来場を押し上げる実務として必ず行います。

ACTION 受け皿 ― LPとGoogle Maps20
ACTION スケジュール Schedule
2026年 8月9月10月上10月下11月上11月中11月下12月
方針・体制の決定名称/エリア/予算配分
① Hero Visual / Movie 撮影絵コンテ/撮影/編集
① 展開版の書き出し静止画/15秒/6秒/縦型/サイネージ
LP 設計・制作公開=10月上旬
Google Maps 整備営業時間・写真・投稿
② メディアPR切り口設計/リリース2本
③ クリエイター選定・交渉/3波の投下
④ ローカル連携交渉/制作物納品/掲出
⑤ 集客広告入稿/配信/日次最適化
計測・レポート会期中は週次
2つのマイルストーン

10月上旬 ─ LP公開と Hero Movie 公開を同日に。ここが全施策のスタート地点で、これ以前に走らせても着地点がありません。
開幕2週間前 ─ 先行内覧会。プレスとクリエイター上位2名を同日に入れ、開幕日に記事と投稿が揃っている状態を作ります。

この工程は 8月中のご発注が前提です

特に④ローカル連携は、ホテルの館内掲出と大学の掲示許可に申請から1ヶ月前後かかります。着手が9月にずれ込む場合、この経路の5,400人は現実的に縮小します。その際は目標人数の配分を引き直させてください。

ACTION スケジュール21
KPI KPIツリーと評価軸 How We Judge
最上位KPI
30,000
会期合計の来場者数
動画リーチ
4.0M
広告2.5M+クリエイター1.2M+その他
LP セッション
90,000
全経路の合流点
メディア掲載
40
推定リーチ 3.0M
階層 指標 目標(仮置き) 計測方法 この指標で何を判断するか
最上位 来場者数単一の成果指標 30,000人 入場実績(主催者集計) 本提案の成否そのもの。日次で追い、週次で経路配分を組み替えます。
中間 経路別の来場人数 P.08 の配分 LP経由=UTM/ローカル=QR別/
クリエイター=専用URL
どの施策が効いたか。ここが取れないと翌年に学びが残りません。最優先で実装します。
中間 動画リーチ/視聴 4,000,000
視聴 1,200,000
各広告管理画面/YouTube Analytics 認知の総量と、動画の出来。リーチはあるのに視聴率が低い=冒頭3秒の作り直し。
中間 メディア掲載件数・リーチ 40件/3,000,000 クリッピング+推定リーチ算出 切り口が刺さっているか。10月中旬時点で10件未満なら、切り口を差し替えます。
中間 クリエイター経由リーチ 1,200,000 各アカウントのインサイト提供 人選が合っているか。第2波の結果を見て、第3波の人選を差し替えます。
中間 LPセッション 90,000 GA4 上流が足りているか。流入が少なければ広告・PR側の問題。
中間 Google Maps 遷移・経路検索 18,000 GA4 発信クリック/ビジネスプロフィール インサイト 来場直前の行動。最も来場に近い指標で、当日施策の効果がここに出ます。
中間 QR流入 12,000 QRコード別の計測用URL ホテル・大学・店舗のどこが効いたか。翌年の連携先を絞る材料になります。
評価軸にしない指標

フォロワー数/投稿本数/いいね数。数字は毎月記録し、レポートにも載せますが、成果としては評価しません。初年度にこれらを追うと、来場に効かない作業に工数が流れるためです。

レポーティング

会期前は月次、会期中は週次でご報告します。報告書の1ページ目は常に「現時点の累計来場者数と、目標ペースとの差」から始めます。差が出た週に、何を組み替えたかまでを記録します。

KPI KPIツリーと評価軸22
KPI 集客と収益を分ける Attendance ≠ Revenue
今年は、売上を最上位KPIに置きません。

収益構造がまだ確定していないためです。
通常の入園料と、ライトアップに伴う追加料金とでは、収入の帰属先が異なる可能性があります。 帰属が確定しないまま「売上を最大化する」と置くと、誰の売上を最大化するのかが定義できません

したがって本提案は、責任範囲を「集客」に限定します。収益設計は、構造が確定した時点で別途組ませてください。

ただし、収益の材料は今年から取ります

経路別の来場データ、当日券と事前購入の比率、滞在時間、Maps経由の来場割合。これらは来年の価格設計と物販設計にそのまま使えます。今年は測るだけ測って、判断は翌年に回します。

STRUCTURE — 現時点の整理
収入帰属先(想定)状況
通常入園料京都府従来どおり★要確認
ライトアップ追加料金東急側金額・徴収方法とも未確定★要確認
物販・飲食未定今年は実施可否から未確定★要確認
協賛・スポンサー未定本提案の範囲外
SCOPE — 本提案が責任を持つ範囲
OURS集 客園に人を立たせる
30,000人
TBD収 益構造の確定後に
別途設計
YEAR 2収益拡張体験の有料化
物販・グッズ
先に決めていただきたいこと

収益の帰属が確定した段階で、「この事業の成功とは、誰にとっての何なのか」を一度すり合わせさせてください。集客と収益のどちらを優先するかで、料金設計も広告の打ち方も変わります。
本提案は「まず人を集める」を優先した場合の設計です。

KPI 集客と収益を分ける23
BUDGET 逆算から予算へ From Target To Budget
REVERSE — 来場目標から予算までを1本で繋ぐ
来場目標(会期合計)
30,000
うち自然来場で見込める分(園内掲出・既存来園者・口コミ)を差し引く −7,500人
PR施策で獲得する必要人数
22,500
1組あたり平均 2.5人
必要な来場判断(組)
9,000
LP → 来場 平均 10%
必要なLPセッション
90,000
リーチ → LP 平均 1.3%
必要リーチ
6,800,000imp
この量を、どの施策でどれだけ作るか
各施策への予算配分
P.25 – 23

各段の転換率は P.08〜09 の内訳と同じ仮置きです。1箇所を動かすと全段が動きますので、実績が出た時点でまとめて更新します。

「広告費があるから広告を打つ」
のではありません。
必要な来場者数から逆算した結果、
この投資額になります。

左の逆算は、金額から作った数字ではありません。30,000人という目標だけを起点に、上流へ遡って作った数字です。
だから予算の議論も「いくら出せるか」ではなく、「6,800,000リーチを作るのに何が要るか」から始まります。

TWO KINDS — 予算は2種類に分かれる
① リーチを「買う」費用

デジタル広告の出稿費。金額とリーチがほぼ比例するため、ここだけは金額が人数に直結します。枠が半分になれば、この経路の人数も半分になります。

② リーチを「作る」費用

動画・メディアPR・クリエイター・地域連携。金額に単純比例はしませんが、①の効率と、無料で伸びる分の上限を決めます。動画が弱ければ、同じ出稿費でも来場は落ちます。

③ 現在の逆算が置いている前提

①の出稿費を200万円と仮に置いた場合の数字です(P.19)。この前提が変われば必要リーチの充足度も変わるため、予算表(P.25)と逆算は必ず同時に更新します。単価の根拠は P.26 に置いてあります。片方だけ動かすと、資料の中で数字が食い違います。

だから3プランは「価格帯の比較」ではありません

梅・竹・松の違いは、この6,800,000リーチをどこまで積み上げるかの違いです。積み上げが足りない分は、そのまま来場者数の不足として現れます。
各プランの中身は P.25、金額とKPIの想定は P.25、その単価根拠は P.26 です。

BUDGET 逆算から予算へ24
BUDGET 必要額とKPIの比較 Budget & KPI
BUDGET — 費目別の比較 単位=万円・税別/相場データからの参考値です
費目 最小 標準 最大 この費目が動かす指標
動画/クリエイティブ制作費70150250動画リーチ・動画視聴。他の全費目の効率を決める(P.15)
メディアPR費2590160メディア掲載件数・推定リーチ(P.16)
デジタル広告費(出稿+運用)75240360リーチ・LP流入・Maps遷移。金額が人数に直結する唯一の費目(P.19)
インフルエンサー費(起用+進行)140210クリエイター経由リーチ・専用URL流入(P.17)
ホテル/大学/地域連携費2580150QR流入・接触人数(P.18)
その他制作/運用費105200280LP・計測実装・ディレクション・レポート(P.20・22)
合計(税別)3009001,410この総額に対して、下のKPIを想定しています。

デジタル広告費のうち媒体出稿費=最小60/標準200/最大300万(残りは運用代行=出稿額の20%)。積み上げの単価根拠は P.26。
確定見積ではありません。含まないもの=印刷・現地制作物/撮影実費/販売手数料/交通宿泊費(P.31)。★要確認

KPI — 上の予算で想定される到達(確定値・保証値ではありません)
指標 最小 標準 最大 区分と算出の根拠
想定リーチ1,300,0006,800,00010,200,000想定広告imp+PR推定リーチ+クリエイター+現地掲出
動画視聴270,0001,200,0001,800,000想定動画リーチ×視聴率30%
LP流入16,00090,000133,000目標GA4で実測
メディア露出8 件40 件55 件目標クリッピングで実測
インフルエンサーリーチ実施しません1,200,0001,800,000想定起用数×平均リーチ10万
QR流入3,00012,00016,000想定QRごとに計測用URLを分けて実測
想定来場者数約12,000 人約30,000 人約40,000 人目標自然来場7,500人を含む。PR施策寄与=最小4,400/標準22,500/最大32,900人
率直にお伝えしておくこと ― 最小構成では 30,000人 に届きません

最小構成の現実的な着地は約12,000人です。インフルエンサーと地域連携を落とし、広告出稿を絞った構成では、必要リーチ6,800,000に対して約19%しか積み上がらないためです。
最小構成は「30,000人を安く達成する構成」ではなく、「最低限の認知だけは確保する構成」です。30,000人を目標として置くなら、標準構成の900万が下限になります。
実際にご検討いただく予算(200/300/500万)での組み直しは P.27〜28 にあります。

BUDGET 必要額とKPIの比較25
BUDGET 費用の積み上げ根拠 How We Priced It
「いくらかかりますか」ではなく、
「この人数を作るには、これが必要」の順で積みました。

単価はいずれも一般的な市場相場の水準です。
仕様・実費により変動するため、確定見積ではありません

UNIT COST — 何を、いくらで置いているか
費目 単価の置き方(相場データ) 最小 標準 最大
動画/
クリエイティブ
実写ブランドムービー 60〜90秒(1日撮影+編集)=80〜150万
展開版の書き出し・再編集=1本 3〜8万
簡易撮影 1本+展開2版
=70万
本編1本+展開5版+広告用静止画
=150万
竹+追加動画2本+会期中クリエイティブ
=250万
メディアPR PR業務の月額リテーナー=月 30〜80万
単発リリースの作成・配信=1本 10〜30万
リリース1本のみ
=25万
3ヶ月(9〜11月)+先行内覧会
月30万×3=90万
4ヶ月+個別アプローチ・取材誘致
月40万×4=160万
デジタル広告 動画広告のCPM=800円(YouTube/Meta/TikTok の動画面の実勢)
運用代行=出稿額の20%(業界標準)
出稿60万=75万imp
+運用15万=75万
出稿200万=250万imp
+運用40万=240万
出稿300万=375万imp
+運用60万=360万
インフルエンサー 起用費=フォロワー×3円(マイクロ帯の相場2〜4円の中央値)
平均3万フォロワー=約9万/名
実施しません 12名=108万+進行32万
=140万
18名=162万+進行48万
=210万
ホテル/大学/
地域連携
交渉・納品・フォローの人件費換算
ディレクター1名=月60万×稼働率
主要ホテル20施設のみ
=25万
118施設(60+8校+50)
2ヶ月×稼働50%+期中=80万
+館内枠・商店会・広域観光
=150万
その他制作/
運用
LP 1ページ完結レスポンシブ=40〜100万
GA4・計測実装=10〜20万/ディレクション=月25〜30万
LP40+計測10+DIR45+報告10
=105万
LP70+計測15+DIR85+報告30
=200万
LP100+計測20+DIR120+報告40
=280万
EFFICIENCY — PR施策で獲得する1人あたりの費用
最小
約680
300万 ÷ 4,400人
標準
約400
900万 ÷ 22,500人
最大
約430
1,410万 ÷ 32,900人

自然来場7,500人はどのプランでも施策費と無関係に発生するため、分母から除いています。入園料との比較は収益の帰属が未確定のため判断材料には置きません(P.23)。

単価がいちばん安いのは、標準構成です

最小構成は動画・LP・ディレクションという固定費を少ない人数で割るため、1人あたりが最も高くなります。最大構成は達成確度のバッファ(P.25)を買う分だけ単価が上がります。
標準構成は、固定費が効率よく回り始める点と、バッファを積み始める点のちょうど間にあります。
ただしこれは必要額ベースの話です。実予算での効率は P.27〜28 をご覧ください。

BUDGET 費用の積み上げ根拠26
BUDGET 実予算での3案 ― 梅・竹・松 What The Real Budget Buys
必要額は約900万円。
では、出せる額でどこまで行けるか。

P.24〜26 は「30,000人に必要な額」の試算です。
ここからは200/300/500万円の枠内で組み直した現実案です。

ALLOCATION — 枠内での配分 単位=万円・税別/単価は P.26 と同じ
費目 梅 200万 竹 300万 松 500万 枠内で削ったもの・残したもの
動画/クリエイティブ制作費5070100梅は簡易撮影1本+縦型2版まで。動画は全経路の弾なので、どの案でも残す
メディアPR費356090梅はスポットのリリース1本。松で3ヶ月+先行内覧会まで上限まで到達
ホテル/大学/地域連携費305080梅はホテル30施設のみ。松で118施設=上限まで到達
デジタル広告費(出稿+運用)254570最も削りやすいが、唯一「確実に読める」経路でもある
インフルエンサー費60梅・竹では実施しません。松で6名から(必要額の構成は12名)
その他制作/運用費6075100LP・計測・進行・報告。ここを削ると計測ができず翌年に何も残りません
合計(税別)200300500必要額 900万に対して 22% / 33% / 56%
RESULT — その配分で得られる効果(すべて P.26 の単価からの想定)
指標 梅 200万 竹 300万 松 500万 内訳
メディア掲載12 件25 件40 件Webニュース中心。松でテレビ・新聞まで狙える件数に
連携施設数3068118梅=ホテル30/竹=ホテル60+大学8校/松=+周辺店舗50
クリエイター起用6 名京都ローカル・旅行・写真の3ジャンルから
想定リーチ1,100,0002,400,0004,400,000必要リーチ 6,800,000 に対して 16% / 35% / 65%
LP流入14,00030,00059,000広告+PR+QRの合計。松のみクリエイター分を加算
PR施策による来場3,650 人7,950 人15,300 人PR/連携/広告/クリエイターの経路別合計
想定来場者数自然来場7,500人を含む約11,000 人約15,000 人約23,000 人30,000人に対して 37% / 51% / 76% 1人あたり費用=550円/380円/330円

単価は P.26 と同一です。いずれも確定見積ではありません。含まないもの=印刷・現地制作物/撮影実費/販売手数料/交通宿泊費(P.31)。★要確認

BUDGET 実予算での3案27
BUDGET 予算と来場者数の関係 Diminishing Returns
予算と来場者数は、
直線では増えません。
CURVE — 予算ごとの想定来場者数
200万 約11,000人
300万 約15,000人
500万 約23,000人
900万 30,000人
250
200万 → 500万 の
限界単価(1人増やす費用)
570
500万 → 900万 の
限界単価(2.3倍に上がる)
FIXED COST — 予算に占める固定費(動画・LP・進行・報告)の割合

予算が小さいほど、人を呼ぶ前の準備に消える割合が高くなります。200万では半分以上がそこに向かうため、1人あたりが550円まで上がります。動画とLPは削ると全経路の効率が落ちるので、ここを圧縮して人数を買うことはできません。

200万円の時点で固定費(動画・LP・進行)を払い終えているため、そこからの増額はいちばん効率よく人数に変わります。効率が落ちるのは500万を超えたあとです。

WHY — 安い経路には上限があるから
経路1人あたり上限
メディアPR約150円掲載 40件 前後で頭打ち
ホテル/大学/地域連携約150円市内 118施設 で頭打ち
デジタル広告約330円上限なし(金額で買える)
クリエイター起用約330円ジャンル適合で実質20名程度

安い2経路は「人件費で買う」ので、使い切ったらそれ以上は買えません。約400万でこの2つが上限に達し、そこから先は330円の広告・クリエイターで積むしかなくなります。配信の重複も増えるため、実際の限界単価は570円程度まで上がります。

予算ごとに、安い経路をどこまで使い切れるか

約400万で、いちばん安い2経路(メディアPR・地域連携)が上限に達します。そこから先は単価330円の広告とクリエイターで積むことになります。
使い切れる割合は梅200万=約3割(掲載12件/30施設)、竹300万=約6割(掲載25件/68施設)、松500万=使い切る(掲載40件/118施設)。同じ1万円が生む人数がいちばん多いのは、200万→500万の区間です。

各案で、何を割り切ることになるか

梅200万=固定費(動画・LP・進行・報告)が予算の55%を占めます。人を呼ぶ前の準備に半分以上が向かうため1人あたりが550円まで上がります。目標は11,000人
竹300万=広告を最小限にし、単価150円のメディアPRと地域連携に寄せる順番。インフルエンサーは見送り、会期中の実写でPRの二の矢を打ちます。目標は15,000人
松500万=安い2経路を使い切り、広告とクリエイターまで載ります。目標は23,000人。それでも30,000人には届きません。

先に決めていただきたいこと ― 目標値の再設定

30,000人を目標として据えるなら、必要額は約900万円です。実予算が200〜500万であれば、目標そのものを 11,000〜23,000人に置き直すのが実態に合います。
初年度に大事なのは数字の大きさではなく、置いた目標を達成して経路別のデータを残すことです。届かない目標を掲げるより、達成できる目標で実績とデータを作り、YEAR 2 の投資判断に使うことをお勧めします(P.29)。

BUDGET 予算と来場者数の関係28
NEXT LONG TERM VISION Three Years
YEAR 1
LIGHT
2026年 秋 = 本提案の範囲
植物 × 光 × 水面による新しい植物園体験をつくる。デジタルは足さず、そこにあるものだけで始める
  • 水鏡を体験の中心に据える
  • Hero Visual / Movie という1つの景色の確立
  • 経路別の来場データの取得(3万人)
  • 写真・映像・LP・連携先リストの資産化
  • メディア掲載実績とクリエイター人脈の確保
今年やらないことデジタルコンテンツ・収益設計・ブランディング
YEAR 2
EXPERIENCE
2027年 秋
確立した景色の上に体験を重ねる。人が来ていて初めて成立する施策を、ここで投入する。
  • AR・デジタルスタンプラリー 園内を歩かせ、滞在時間を伸ばす
  •  水面と光に音を合わせ、滞留点をつくる
  • IPコラボ・限定コンテンツ 新規層の獲得と話題化
  • 限定グッズ・物販 客単価の設計
  • 年間パス連動 夜の来場者を昼の来園者へ
前提YEAR 1 の来場データと動線データ
YEAR 3
CULTURE
2028年 秋 ―
「京都の夜に植物園へ行く」という新しい文化にする。「今年もやるよね」と名前で検索される状態へ。
  • 名称の定着と指名検索の獲得
  • 広域観光・宿泊事業者との商品化
  • インバウンド向けの本格展開
  • 協賛・スポンサーによる収益多角化
  • 桜期・他季節への横展開
到達点広告費をかけずに人が集まる状態
なぜ最初からデジタルを入れないのか

ARや音の演出は、見る人がいて初めて意味を持つものです。初年度に投資しても、母数がなければ何が効いたのか検証できず、翌年に持ち越せる学びが残りません。
まず植物そのものと、光と、水から始める。その景色が定着してから、体験を1つずつ足していく。LIGHT → EXPERIENCE → CULTURE の順番は、入れ替えられません。今年ご提案しているのは、この3年を始めるための1年目です。

NEXT LONG TERM VISION29
水面に映る紅葉と光
THE VISION
水面に、
もうひとつの秋が咲く。

この提案は、植物園を別の場所へ変えるものではありません。
100年かけて育ててきた植物と、水と、風景に光を加えるだけです。

そこに新しいものは何も足していません。それでも、水面に映った瞬間、 昼には一度も見たことのない景色になります。 100年という時間の価値は、そこにしか出てきません。

今年やるのは、その景色をつくり切ること。そして、これまで植物園を訪れる機会のなかった 3万人に、その景色の前に立ってもらうことです。 その実績とデータが、来年からの「毎年行きたくなる場所」をつくる土台になります。

YEAR 1
LIGHT

植物 × 光 × 水面。そこにあるものだけで、新しい植物園体験をつくる。

YEAR 2
EXPERIENCE

AR・スタンプラリー・音・IP・限定コンテンツ。確立した景色の上に体験を重ねる。

YEAR 3
CULTURE

「京都の夜に植物園へ行く」という新しい文化へ。名前で検索される状態に。

KYOTO BOTANICAL NIGHT
京都府立植物園 ライトアップ 2026 YEAR 1 ご提案 / 2026年8月 ver.04 ※名称は仮称です
30
NEXT 次回の議題 ― 案と目標の確定 Next Step
必要額も、実予算での
着地も出しました。
あとは、どこに置くかです。

30,000人に必要な額は約900万円(P.25)。実予算200/300/500万での着地は約11,000/15,000/23,000人(P.27)。
残っているのはどの案で進めるかと、目標人数をどこに置き直すかの2点です。この2つが決まれば、工程と御見積は即座に確定できます。

AGENDA — 次回に決めたい4点
01
実予算3案の選定

梅200/竹300/松500万のどれで進めるか(P.27)。本書では推奨案を置いていません。予算と目標人数は連動しているため、下の02とセットでご判断ください。判断材料(安い経路の上限・限界単価・固定費比率)は P.28 に整理しています。

02
目標人数の再設定

30,000人を据えるなら約900万が必要です。実予算が200〜500万なら、目標を11,000〜23,000人に置き直すのが実態に合います(P.28)。届かない目標より、達成できる目標とデータを。

03
対象となる池・水面の確定

本提案は「水鏡」を最大の見せ場に置いています(P.04〜05)。どの池・どの水面を対象にするか、そこに照明を当てられるかが決まらないと、Hero Visual / Movie の設計に入れません。★要確認

04
会期・料金・実施エリア/人数配分の合意

日数と料金が変わると、逆算の全段が動きます。あわせて P.08 の5経路の人数を、着手前に合意事項として確定させてください。

FLOW — 金額が入ると、こう動きます
STEP 01案と目標P.27 の3案から選び
目標人数を決める
STEP 02KPIの確定P.24 の逆算に通し
中間KPIまで確定
STEP 03見積・工程御見積書と
スケジュールを確定

金額を先に決めていただければ、到達人数はこちらで逆算します。逆に、来場目標を先に決めていただければ、必要な金額を逆算してお出しします。どちらからでも入れます。

NOT INCLUDED — P.25・P.27 の予算に含まないもの
印刷・現地制作物ポスター・チラシ・QRカード・卓上POP・現地サイン
動画の撮影実費機材・スタッフ・許認可(規模により変動)★要確認
チケット販売手数料販売プラットフォーム側に発生する費用
交通費・宿泊費京都以外からの移動分(実費精算)
別紙 御見積書について

ver.02 でご提出した御見積書(梅200/竹300/松400万円)は、当時の施策構成(LP・SNS・チケット導線)に基づくものです。本書 P.27 の実予算3案は同じ金額帯ですが中身が違います(Hero Visual / Movie 制作・メディアPR・地域連携を含む)。お選びいただいた案に合わせて御見積書を作成し、次回ご提出させてください。

NEXT 次回の議題 ― 案と目標の確定31
NEXT ★要確認事項一覧 Open Items

本書の数値目標・工程は、下記が未確定のままの仮置きです。確定した項目から順に、実数へ更新してご提出し直します。

確認事項 確定しないと何が決まらないか 該当 優先
広告出稿費の枠目安200万円3万人のうち 7,500人(25%)が直接この枠に連動します。枠が確定しない限り、目標人数そのものが確定しません。P.09 / 19 / 25最優先
事業の正式名称ロゴ・商標の有無動画・LP・SNS・報道資料・ホテル配布物のすべての起点。これが無いと制作を始められません。P.14 / 21最優先
会期・点灯時間・最終入園時刻逆算の全段。ホテル・大学への配布物の記載内容。LPの「今夜やってるか」の即答。P.06 / 20最優先
料金設定追加料金の有無・学割LPの表示、配布物の記載、広告の訴求。当日券のみか事前販売もあるかで、施策の組み方が変わります。P.10 / 20 / 23最優先
対象となる池・水面の範囲水鏡の実施可否本提案の見せ場そのもの。どの水面を対象にし、そこに照明を当てられるかが決まらないと、Hero Visual / Movie の設計に入れません。P.04 / 05 / 15最優先
水面の状態と管理風・水位・落葉水面が鏡になるのは風のない時だけです。水位・落葉の除去・水質を含め、映り込みが成立する条件と管理体制を確認したい項目です。撮影日を複数日確保できるかもここに関わります。P.04 / 15最優先
実施エリアの確定範囲撮影構図、フォトスポット、園内の回遊導線。制作着手の前提条件です。P.15最優先
照明計画の確定時期
/プレ点灯の可否
Hero Visual / Movie の撮影日。素材が出ないとLP・広告・PRのすべてが後ろにずれます。プレ点灯で撮れるかどうかが工程を左右します。P.15 / 21最優先
照明計画との役割分担
/電源計画
水面への映り込みは照明の当て方で成否が決まります。演出照明の設計主体と、画づくりの要望を出せる範囲・時期の整理が必要です。
あわせて電源。配線経路図(令和元年7月10日現在)では電源が濃いのは観覧温室〜北山門と主要園路で、南の整形庭園・芝生地・生態園の"面"には電源がありません。薄い側を含むなら仮設電源の費用と工程が別途発生します。
P.05 / 15 / 21
収益の帰属入園料/追加料金収益KPIを設計できるか否か。本提案では集客に限定していますが、確定後に別途整理が必要です。P.23
園公式の情報発信との関係Google ビジネスプロフィール・公式サイト・公式SNSの編集権限。園側の運用と重なるため、役割分担の整理が必要です。P.20
園内掲出の可否と物量自然流入 7,500人の根拠。最も安く確実な経路なので、可否は早めに確認したい項目です。P.08 / 09
撮影ルール三脚・商用撮影クリエイター施策と「撮りに来る人」への訴求。禁止事項が多いと、この層は狙えません。P.10 / 17
前年度の実績データ来場者数・流入経路・SNS実績。ご共有いただければ、本書の仮置き数値を実データに基づく水準へ更新します。全般
駅構内・公共掲出の可否
/物販・飲食の実施可否
前者はローカルネットワークの接触量。地下鉄烏丸線の掲出が取れると接触は大きく上振れします。後者は今年は収益KPIから外していますが、実施する場合は導線をLPと現地サインに追加します。P.18 / 23
本書に記載の数値・転換率は、同種イベントの一般的な水準および打ち合わせでご共有いただいた条件に基づく仮説ベースの試算です。実績を保証するものではありません。
使用している写真はいずれも園内で撮影された昼の写真を加工したもので、実際のライトアップの見え方ではありません。「KYOTO BOTANICAL NIGHT」および本書のコピーは提案上の仮称・案です。
京都府立植物園 ライトアップ 2026 YEAR 1 ご提案 / 2026年8月 ver.04
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