この提案の中心にあるのは、植物 × 光 × 水面がつくる「水鏡」です。
100年かけて育ててきた植物に光を加え、水面へ映すことで、昼には見ることのできない景色を引き出す(P.04〜06)。
後半は、その景色をどう届けて来場30,000人に変えるかの設計です。園路そのものの照明は、この体験を支える要素として整理しています。
① 事業条件は打ち合わせでご共有いただいた内容に基づく整理です。★要確認を付した項目は確定前のため、確定次第、数値と工程を更新します。
② 各経路の人数・転換率はすべて仮説ベースの仮置きです。着手前に「どの経路で何人を獲るか」を合意することを前提としています(P.08)。
③ 施策予算は「30,000人に必要な額」(P.24〜26)と「実予算200/300/500万でできること」(P.27〜28)の2段でご提示しています。金額は相場データからの参考値で確定見積ではありません。案の選定と金額の確定は次回の議題です(P.31)。
④ 掲載写真はいずれも園内で撮影された昼の写真を加工したイメージで、実際のライトアップの見え方ではありません。
1924年(大正13年)開園。日本で最初の公立植物園として、京都の北山にひらかれました。
植物を集め、育て、枯らさずに翌年へ渡す。この場所がやってきたのは、100年間ずっとそれだけです。
いまここに立っている木の多くは、誰かが植えて、誰かが世代を越えて世話をし続けた結果として残っています。
つまりこの植物園でいちばん価値があるのは、施設でも設備でもなく、100年かけて育ててきた植物と木々と風景そのものです。
これは、あとから金額で買い直すことができません。
① 大きく育った樹形 植えて数年では出ない高さと枝張り。
② その土地に馴染んだ植栽 100年のあいだに残ったものだけが、いま残っている。
③ 季節で見どころが動く設計 春夏秋冬それぞれに主役がある構成そのもの。
日本最初の公立植物園。数値は園公表値をもとにした概数です。
周年は日付の話で、来場の動機にはなりません。100年という時間の意味は、記念すべき節目であることではなく、この場所に「他ではつくれないものが育っている」という事実にあります。
だから今回やるのは記念行事ではなく、その育ってきたものを、まだ誰も見ていない形で見せることです。
昼にもそこにある植物、水、風景。
夜、そこに光が加わるだけで、別の景色になります。
園内には池と水面がいくつもあります。昼はただの風景として通り過ぎる場所です。
閉園後、同じ場所に照明が入る。昼の情報量が落ち、見せたいものだけが残ります。
水面が植物と紅葉と光を映し返し、実景と反射の境界が消える。昼には絶対に見られない景色です。
紅葉のライトアップそのものは、京都に数十件あります。「植物」と「まとまった水面」が同じ場所に揃っているところは、そう多くありません。水面は、100年育ててきた植物を2倍の面積で見せる装置として使えます。上を見上げるだけでなく、下も見る。それが今回の体験です。
いずれも園内で撮影された昼の写真を加工したイメージで、実際のライトアップの見え方ではありません。夜間の見え方は照明計画の確定後、パースで別途ご提示します。★要確認
対象とする池・水面の範囲についても、確定が必要です(P.32)。

既存の園内写真を加工したイメージです。実際のライトアップの見え方ではありません。
今回のライトアップは、植物園を光のエンターテインメント施設に作り替える企画ではありません。
そこにある植物、水、風景をそのまま生かし、夜にしか出会えない植物園の表情をつくる。
やることは、園の外から何かを持ち込むことではなく、すでに100年ぶん積み上がっているものから、まだ見えていない景色を引き出すことです。
そしてそれを入口に、これまで植物園を訪れる機会のなかった人たちとの新しい接点をつくります。
園路を明るくして歩かせること自体が目的ではありません。園路照明は来場者の移動と安全、そして水鏡までの導線を支える要素として整理します。
見せ場は水面に集中させ、そこへ向かうまでの時間を園路がつくる。これが今回の構成です。
園内を派手な光で埋める/植物と関係のない演出を持ち込む/「100周年だからライトアップをする」という理由づけ
そこにある植物・水・風景に光を加え、水面へ映す/昼には見えない見え方だけを増やす/その景色を、新しい来園者との最初の接点にする
公式アカウントも検索結果も口コミも存在しない状態から始まります。運用を積み上げて認知を作る時間はなく、外から一気に持ってくるしかありません。
約4週間。前半で失速すると挽回する期間がありません。開幕前に来場の判断材料を用意しておくことが前提になります。
同時期に寺社のライトアップが数十件走ります。同じ土俵で「紅葉が綺麗です」と言っても埋もれます。水鏡という別の絵が要ります(P.16)。
秋の京都には毎日、大量の観光客が滞在しています。遠くから呼ぶより、いま京都にいる人の「今夜」を取りにいくほうが、初年度は圧倒的に速い(P.11)。
① この場所にしかない1枚の景色(水鏡)をつくり切ること。② その景色を使って、限られた会期のなかで人を園に立たせること。
体験の拡張も、収益設計も、ブランドづくりも、この2つが成立した翌年から、実績とデータを持って始めます(P.29)。
30,000人は売上目標ではありません。これまで植物園を訪れる機会のなかった人と、はじめて接点を持つ人数です。夜に来た人が、翌年の昼にも来る。その最初の1回をつくるのが今年の仕事です。
指標を複数持つと、うまくいかなかったときに「別の指標では成果が出ている」という説明が可能になります。初年度にそれをやると、翌年に持ち越せる学びが残りません。評価軸は来場者数ひとつにします(P.08)。
数値は仮説ベースの仮置きです。
着手前にこの配分を合意し、会期序盤の実績で更新します。
水鏡のビジュアルは経路ではなく、全経路に配る弾だからです。広告・PR・クリエイター・ホテルサイネージ・LPのすべてが同じ1つの景色から派生します(P.15)。この1枚と15秒の出来が、上の4経路すべての効率を同時に上下させます。
会期中は経路別の来場人数を週次で実測し、この表を更新します。目標に届いていない経路が判明した時点で、広告配分・クリエイター投下・ホテル配布を組み替えます。
各経路の人数は、上流の到達量 × 転換率で置いています。転換率は同種イベントの一般値からの仮置きです。 ここを先に紙に書いておくことで、会期中に「どこが想定より低いか」が即座に分かります。
| 経路 | 上流の到達量(仮置き) | 転換の考え方 | 来場 | ここが崩れたら |
|---|---|---|---|---|
| 自然流入・現地・口コミ | 秋の昼間来園者への園内掲出 接触 120,000人 |
掲出接触 → 夜間来場 6.3% 園内ポスター・チラシ・チケット窓口・公式HP・既存SNS |
7,500人 | 園内掲出の物量と設置位置。最も安く確実な経路なので、ここは必ず確保します。 |
| DIGITAL AD | 出稿費 200万円 ÷ CPM 800円 2,500,000 imp |
imp → LP CTR 1.2%(30,000セッション) → 来場 10%(3,000組)× 2.5人/組 |
7,500人 | 出稿枠。枠が半分なら、この経路の人数もほぼ半分になります。★要確認 |
| MEDIA PR | 掲載 40件 推定リーチ 3,000,000 |
記事接触 → 来場 0.2% テレビ2・新聞4・Webニュース20・観光メディア14を想定 |
6,000人 | 切り口。単なる開催告知では掲載件数が1桁に落ちます(P.16)。 |
| LOCAL NETWORK | ホテル60施設・大学8校・店舗50箇所 接触 95,000人 |
接触 → 来場 5.7% 滞在中・近距離のため転換率は他経路より高い |
5,400人 | 連携先の獲得数。9月中に交渉を終える必要があります(P.21)。 |
| INFLUENCER / CREATOR | 12名 推定リーチ 1,200,000 |
リーチ → 来場 0.3% フォロワー1〜10万のマイクロ中心。大量起用はしない |
3,600人 | 人選。ジャンルが来場動機とズレると、リーチが出ても0.05%程度まで落ちます。 |
広告 30,000 / PR 30,000 / クリエイター 18,000 / ローカルQR 12,000。LPは全経路の合流点です。
90,000セッション → 9,000組 → 22,500人。これに自然流入 7,500人を足して 30,000人。
この5経路のうち、最も金額に連動するのは DIGITAL AD の 7,500人です。広告出稿費が確保できない場合、3万人の4分の1が構造的に欠けます。
その場合は、目標値そのものを引き直したうえで着手させてください。必要額の試算は P.24〜26、実予算での3案は P.27〜28、確定は次回の議題です(P.31)。
構成比は P.08 の内訳と対応しています。
①②で全体の約7割を占める設計です。




上の4枚は園内で撮影された昼の写真を加工したイメージで、実際のライトアップの見え方ではありません。夜間の見え方は照明計画の確定後、パースで別途ご提示します。
寺社の多くは17時前後で拝観が終わります。夕食までの時間、あるいは夕食後の時間は、
毎晩、数万人分が空いています。
この層は「京都に行こうか」を検討する必要がありません。すでに京都にいて、
あと必要なのは行き先だけ。初年度の集客としては、最も短い距離にあります。
地下鉄烏丸線 北山駅・北大路駅が直結。ライトアップ時の料金・時間は確定次第更新します。★要確認
①ホテルフロント・コンシェルジュ・ロビーサイネージ・QRカード(P.18)/②Google Mapsのビジネスプロフィールと営業時間・写真(P.20)/③検索連動とローカル配信の広告(P.19)/④「今夜の見頃」を載せたLP(P.20)。
この4つは、すべて当日夕方の90分のために置くものです。
この層に対しては、広告で認知を作る必要すらありません。「探している人の前に、確実に出ている」状態を作るだけで来場に変わります。初年度に最も費用対効果が高い投資先です。
3つを1つにまとめようとすると、
どの相手にも刺さらない言葉になります。
この事業が何なのかを定義する。判断がぶれたときの基準になる言葉。
園・行政・関係各社/深く書くメディア/協賛検討先
提案・稟議・企画書/プレスキットの背景説明/取材時の説明
広告クリエイティブ・ポスター・SNS。思想は、来場動機にはならない
「この景色を実際に見たい」と思わせる。今回いちばん多く露出させる言葉。
まだこのイベントを知らない人/写真で心を動かされる層
Hero Visual・Hero Movie の締め/LPのファーストビュー/ポスター/広告のメインコピー/リリースの見出し
必ず水鏡のビジュアルと一緒に出す。文字だけで置くと意味が伝わりません
比較して選ぶ理由を与える。「なぜ寺社ではなくここなのか」への即答。
すでに京都にいて、今夜の行き先を比較している人(P.11)
検索連動広告/ホテル・大学の配布物/観光メディア/Google Maps/LPの下部
予約不要・入園料・所要時間・最終入園時刻。実利の情報と必ずセットで★要確認
広告に LAYER 01 を出すと「行政の記念事業」に見えて、行きたさが生まれません。逆に関係者向けの資料を LAYER 03 だけで説明すると、「安さと穴場で売る企画」に見えて、100年の資産という話が消えます。
3つは競合しません。相手ごとに出す層を変えるだけです。
「KYOTO BOTANICAL NIGHT」は本提案上の仮称です。正式名称・ロゴが確定すると、LAYER 02 の見せ方(コピーと名称の上下関係、ロゴの入れ方)が決まり、そこから動画・LP・ポスター・配布物の制作を一斉に開始できます。名称は最優先の確認事項です(P.32)。
| 段階 | この段の仕事 | 担当する施策 | 中間KPI | 落ちている時の打ち手 |
|---|---|---|---|---|
| 認知 | 「そんなものがあるのか」を作る。短期間で一気に到達させる。 | ①HERO VISUAL / MOVIE/②MEDIA PR/③CREATOR/⑤DIGITAL AD | リーチ 680万 | 広告の配信面と予算を増やす。PRの切り口を差し替える。 |
| 興味 | 「行きたい」に変える。ここは水鏡の絵と映像の仕事で、テキストでは代替できない。 | ①HERO VISUAL / MOVIE(15秒・6秒・縦型)/③CREATORの体験投稿 | 動画視聴 120万 記事精読 30万 |
クリエイティブを差し替える。リーチはあるのに視聴率が低い=冒頭3秒の問題。 |
| 検索・流入 | 調べた人を確実に受け止める。ここで取りこぼすと全施策が無駄になる。 | LP/Google Maps/検索連動広告/ホテルQR | LP 90,000 Maps 18,000 |
LPのファーストビューとCTAを差し替える。検索キーワードを追加する。 |
| 来場 | 「行く」を「行った」にする。距離・時間・料金の不安を消す。 | LPのアクセス・所要時間・当日の見頃/現地サイン | 30,000人 | 経路別に実測し、届いていない経路へ配分を寄せる(P.08)。 |
SNSの運用は、このファネルのどの段にも単独では乗りません。「認知」は広告とPRとクリエイターの仕事、「興味」は水鏡の絵と映像の仕事、「流入」はLPとGoogle Mapsの仕事です。SNSアカウントはそれらの受け皿として機能させます(P.20)。
なお、自然流入・口コミ経由の7,500人はLPを通らないため、最下段のみに合算しています。
施策を5本に整理しました。①が水鏡というひとつの景色を作る仕事、②〜⑤がそれを配る仕事です。
②〜⑤はそれぞれ担当する来場人数を持ち、その人数に対して責任を負います。
SNSの日々の運用は、この5本のいずれにも含めていません。理由は P.20 に記載しています。
入口はひとつの絵、出口はひとつの着地点。②〜⑤はすべて同じ水鏡のビジュアルで入口を揃え、LP または Google Mapsに着地させます。絵を揃えるほど記憶に残り、出口を揃えるほど「どの施策が何人を連れてきたか」が計測できます。この2つの統一が、YEAR 2 に引き継ぐ最大の資産です。
水鏡は、言葉で説明しても伝わらず、写真1枚でも半分しか伝わりません。実景と反射の境界が消える瞬間は、光が動いてはじめて成立するためです。
そこで制作するのはHero Visual(静止画1枚)とHero Movie(15〜30秒)の2点だけ。園内紹介動画はつくりません。この2点を、広告・PR・クリエイター・現地・LPのすべてに配ります。
何も見えない。水の音だけ。「これは何を見せられているのか」を作る2秒。
波のない黒い水面。ここが舞台であることだけを示す。まだ植物は見せない。
照明が徐々に立ち上がる。植物の輪郭が水の上に落ちはじめる。
水面に色が咲く瞬間。ここが最大の見せ場。広告の冒頭にそのまま使う部分です。
上下が反転しても成立する構図。どちらが実景でどちらが反射か分からなくなる。
水面全体へ引く → 「水面に、もうひとつの秋が咲く。」 → 名称・会期・入園情報。
15秒版は 04→05→06、6秒版は 04 のみで構成します。短い尺から先に設計し、本編はその素材の集合として撮影します。逆順で作ると、短尺に使えるカットが残りません。
植物を主役に据えたまま幻想的に見せることを条件とし、光そのものを主役にした演出は避けます(P.06)。
15秒・6秒・縦型+静止画。水鏡のカットだけでA/B検証し、反応の出た絵に寄せます。
LPのファーストビューを水鏡の動画に。SNSは固定投稿とプロフィール導線に使用。
音無し・字幕付きの30秒版。ロビーで流れる=毎日数千人に無料で届く。
テレビ・Web媒体へ提供する素材版。水鏡の一枚絵があると採用率が上がる(P.16)。
起用クリエイターへ素材提供。「同じ景色を自分の撮り方で撮る」という形に統一します。
この1枚が定着すれば、翌年は「あの水面のイベント」として告知を始められます(P.29)。
秋の京都には、同時期に数十件のライトアップがあります。開催告知のリリースを出しても、
イベントカレンダーに1行載って終わりです。
必要なのは記者が「これは記事になる」と判断できる切り口と、そのまま紙面に載せられる1枚の絵。
今回は後者が明確です。水鏡の写真と映像を、下の切り口5本すべてに添えます(P.15)。
推定合計リーチ 3,000,000 → 来場 6,000人(P.09)。テレビ1本が入ると、この推定は大きく上振れします。
第1弾(10月上旬)=開催決定・切り口①③・Hero Movie 公開。第2弾(開幕直前)=実際に点灯した水鏡の写真と映像を添えた実施リリース。水鏡の実写がある2本目のほうが、掲載率は明確に高いため、素材が揃うタイミングに合わせて設計しています。
照明計画の確定が遅れて実写が間に合わない場合は、パース・CGによる先行版で1本目を走らせます(P.32)。
フォロワー100万人の全国向けアカウントより、京都で今週末どこへ行くかを決めている数万人に届くアカウントのほうが、来場人数では上回ります。
起用は12名。ジャンルを絞り、開催前後に集中投下します。依頼は自由な発信ではなく、「水鏡を、自分の撮り方で撮る」という一点に揃えます。
① 京都・関西の来場圏に読者がいるか
② 「行ってみた」の投稿で反応が出ているか
③ 保存率・コメント率などの行動指標が高いか
④ 水面・反射・夜景の作例があるか。今回は撮ってもらう被写体が水鏡に決まっているため、ここが合わないと絵が出ません
| ジャンル | 人数 | 規模の目安 | なぜこのジャンルか |
|---|---|---|---|
| 京都ローカル | 3名 | 1〜5万 | 読者がそのまま来場圏。最も来場に近い。 |
| 旅行・観光 | 3名 | 3〜10万 | 滞在中の観光客の行き先候補に入る。 |
| デート・おでかけ | 2名 | 3〜10万 | 夜の外出という文脈にそのまま乗る。 |
| 写真・カメラ | 2名 | 1〜5万 | 作例が拡散し、撮りに来る人を連れてくる。 |
| ファミリー・子育て | 2名 | 1〜5万 | 平日・早い時間帯を埋める唯一の層。 |
推定合計リーチ 1,200,000 → 来場 3,600人(P.09)。出演料・起用費は本書に含みません。
接触 95,000人 → 来場 5,400人(P.09)。
他経路より転換率が高いのは、すでに近くにいる人だからです。
「今日の夜に行ける、京都の体験」。ホテルでも大学でも店舗でも、この一言と、所要時間・料金・最終入園時刻だけを載せます。情報を増やすほど、渡された側は判断できなくなります。
連携交渉は9月中に完了させる必要があります。ホテルの館内掲出枠と大学の掲示許可は、いずれも申請から掲出まで1ヶ月前後かかるためです。8月中のご発注が前提になります(P.21)。
同じSNSという言葉で括られていますが、この2つは別の仕事です。 初年度は後者に予算を寄せます。ゼロから立ち上げたアカウントのオーガニック到達は、4週間の会期には間に合いません。
| 運用型SNS | 集客広告 | |
|---|---|---|
| 目的 | 受け皿・当日情報の掲示 | 来場者を連れてくる |
| 到達 | フォロワー中心。積み上げに数ヶ月 | 初日から出せる |
| 評価 | 成果指標にしない | 経路別の来場人数 |
| 今年の位置 | 最小限で運用(P.20) | 5本柱の1つ |
CPM 800円想定で 2,500,000 imp。CTR 1.2% → LP 30,000セッション → 来場 7,500人(P.09)。
出稿費は P.25(必要額)/P.27(実予算)。金額の確定は次回の議題です(P.31)。★要確認
全配信面で同じ水鏡のカットを使い、尺と縦横だけを変えます。面ごとに絵を変えると、どの絵が効いたのか分からなくなるためです(P.15)。
着地はLP(じっくり調べる人)とGoogle Maps / 経路検索(今夜行く人)の2つだけ。SNSプロフィールへは送りません。フォローさせる時間があるなら、地図を開かせるほうが来場に近いためです。
| 期間 | 目的 | 配信面 | ターゲティング | 着地 |
|---|---|---|---|---|
| 開幕2週前 10月下旬 | 認知 | YouTube インストリーム/ショート Instagram Reels・Stories/TikTok |
京都・大阪・滋賀在住/旅行・写真・おでかけ関心層 | LP(ティザー)+動画視聴の蓄積 |
| 開幕週 11月上旬 | 来場喚起 | Meta フィード・Reels/Google 検索連動 Google ディスカバリー |
上記+京都市内に滞在中の位置情報/「京都 紅葉 ライトアップ」等の検索 | LP(販売・アクセス)/Maps |
| 会期中 11月中〜下旬 | 来場喚起 | Meta/TikTok/Google ローカル 当日の実写に差し替えて配信 |
京都市内滞在者を最優先。夕方16〜19時に配信を寄せる(P.11) | Maps・経路検索 |
| 全期間 | リターゲ | Meta/Google ディスプレイ | LP訪問者・動画3秒以上視聴者・Maps閲覧者 | LP(最終案内・残り日数) |
上流にいくら投資しても、着地点が弱ければ全部そこで消えます。 LPに必要なのは情報量ではなく、3つの即答です。
開催日・点灯時間・最終入園時刻・当日の天候対応を、スクロールせずに見える位置に。
料金と当日券の有無。「予約が要るのか」への即答を必ず添える。
京都駅から/四条から/主要ホテルから。所要時間と経路をそのまま表示。
ファーストビューをその日の実写に差し替え、「今日の見頃」「混雑の目安」を載せます。当日夕方に見に来た人にとって、昨日の写真は情報として古い。ここが当日券の販売装置になります。
LPの公開先(独自ドメイン/園公式サイト配下)は要確認です。★要確認
SNSをやらない、という提案ではありません。「SNSを頑張ること」を集客の中心に据えない、という提案です。会期中の毎日更新は、当日来場を押し上げる実務として必ず行います。
10月上旬 ─ LP公開と Hero Movie 公開を同日に。ここが全施策のスタート地点で、これ以前に走らせても着地点がありません。
開幕2週間前 ─ 先行内覧会。プレスとクリエイター上位2名を同日に入れ、開幕日に記事と投稿が揃っている状態を作ります。
特に④ローカル連携は、ホテルの館内掲出と大学の掲示許可に申請から1ヶ月前後かかります。着手が9月にずれ込む場合、この経路の5,400人は現実的に縮小します。その際は目標人数の配分を引き直させてください。
| 階層 | 指標 | 目標(仮置き) | 計測方法 | この指標で何を判断するか |
|---|---|---|---|---|
| 最上位 | 来場者数単一の成果指標 | 30,000人 | 入場実績(主催者集計) | 本提案の成否そのもの。日次で追い、週次で経路配分を組み替えます。 |
| 中間 | 経路別の来場人数 | P.08 の配分 | LP経由=UTM/ローカル=QR別/ クリエイター=専用URL |
どの施策が効いたか。ここが取れないと翌年に学びが残りません。最優先で実装します。 |
| 中間 | 動画リーチ/視聴 | 4,000,000 視聴 1,200,000 |
各広告管理画面/YouTube Analytics | 認知の総量と、動画の出来。リーチはあるのに視聴率が低い=冒頭3秒の作り直し。 |
| 中間 | メディア掲載件数・リーチ | 40件/3,000,000 | クリッピング+推定リーチ算出 | 切り口が刺さっているか。10月中旬時点で10件未満なら、切り口を差し替えます。 |
| 中間 | クリエイター経由リーチ | 1,200,000 | 各アカウントのインサイト提供 | 人選が合っているか。第2波の結果を見て、第3波の人選を差し替えます。 |
| 中間 | LPセッション | 90,000 | GA4 | 上流が足りているか。流入が少なければ広告・PR側の問題。 |
| 中間 | Google Maps 遷移・経路検索 | 18,000 | GA4 発信クリック/ビジネスプロフィール インサイト | 来場直前の行動。最も来場に近い指標で、当日施策の効果がここに出ます。 |
| 中間 | QR流入 | 12,000 | QRコード別の計測用URL | ホテル・大学・店舗のどこが効いたか。翌年の連携先を絞る材料になります。 |
フォロワー数/投稿本数/いいね数。数字は毎月記録し、レポートにも載せますが、成果としては評価しません。初年度にこれらを追うと、来場に効かない作業に工数が流れるためです。
会期前は月次、会期中は週次でご報告します。報告書の1ページ目は常に「現時点の累計来場者数と、目標ペースとの差」から始めます。差が出た週に、何を組み替えたかまでを記録します。
収益構造がまだ確定していないためです。
通常の入園料と、ライトアップに伴う追加料金とでは、収入の帰属先が異なる可能性があります。
帰属が確定しないまま「売上を最大化する」と置くと、誰の売上を最大化するのかが定義できません。
したがって本提案は、責任範囲を「集客」に限定します。収益設計は、構造が確定した時点で別途組ませてください。
経路別の来場データ、当日券と事前購入の比率、滞在時間、Maps経由の来場割合。これらは来年の価格設計と物販設計にそのまま使えます。今年は測るだけ測って、判断は翌年に回します。
| 収入 | 帰属先(想定) | 状況 |
|---|---|---|
| 通常入園料 | 京都府 | 従来どおり★要確認 |
| ライトアップ追加料金 | 東急側 | 金額・徴収方法とも未確定★要確認 |
| 物販・飲食 | 未定 | 今年は実施可否から未確定★要確認 |
| 協賛・スポンサー | 未定 | 本提案の範囲外 |
収益の帰属が確定した段階で、「この事業の成功とは、誰にとっての何なのか」を一度すり合わせさせてください。集客と収益のどちらを優先するかで、料金設計も広告の打ち方も変わります。
本提案は「まず人を集める」を優先した場合の設計です。
各段の転換率は P.08〜09 の内訳と同じ仮置きです。1箇所を動かすと全段が動きますので、実績が出た時点でまとめて更新します。
左の逆算は、金額から作った数字ではありません。30,000人という目標だけを起点に、上流へ遡って作った数字です。
だから予算の議論も「いくら出せるか」ではなく、「6,800,000リーチを作るのに何が要るか」から始まります。
デジタル広告の出稿費。金額とリーチがほぼ比例するため、ここだけは金額が人数に直結します。枠が半分になれば、この経路の人数も半分になります。
動画・メディアPR・クリエイター・地域連携。金額に単純比例はしませんが、①の効率と、無料で伸びる分の上限を決めます。動画が弱ければ、同じ出稿費でも来場は落ちます。
①の出稿費を200万円と仮に置いた場合の数字です(P.19)。この前提が変われば必要リーチの充足度も変わるため、予算表(P.25)と逆算は必ず同時に更新します。単価の根拠は P.26 に置いてあります。片方だけ動かすと、資料の中で数字が食い違います。
梅・竹・松の違いは、この6,800,000リーチをどこまで積み上げるかの違いです。積み上げが足りない分は、そのまま来場者数の不足として現れます。
各プランの中身は P.25、金額とKPIの想定は P.25、その単価根拠は P.26 です。
| 費目 | 最小 | 標準 | 最大 | この費目が動かす指標 |
|---|---|---|---|---|
| 動画/クリエイティブ制作費 | 70 | 150 | 250 | 動画リーチ・動画視聴。他の全費目の効率を決める(P.15) |
| メディアPR費 | 25 | 90 | 160 | メディア掲載件数・推定リーチ(P.16) |
| デジタル広告費(出稿+運用) | 75 | 240 | 360 | リーチ・LP流入・Maps遷移。金額が人数に直結する唯一の費目(P.19) |
| インフルエンサー費(起用+進行) | — | 140 | 210 | クリエイター経由リーチ・専用URL流入(P.17) |
| ホテル/大学/地域連携費 | 25 | 80 | 150 | QR流入・接触人数(P.18) |
| その他制作/運用費 | 105 | 200 | 280 | LP・計測実装・ディレクション・レポート(P.20・22) |
| 合計(税別) | 300 | 900 | 1,410 | この総額に対して、下のKPIを想定しています。 |
デジタル広告費のうち媒体出稿費=最小60/標準200/最大300万(残りは運用代行=出稿額の20%)。積み上げの単価根拠は P.26。
確定見積ではありません。含まないもの=印刷・現地制作物/撮影実費/販売手数料/交通宿泊費(P.31)。★要確認
| 指標 | 最小 | 標準 | 最大 | 区分と算出の根拠 |
|---|---|---|---|---|
| 想定リーチ | 1,300,000 | 6,800,000 | 10,200,000 | 想定広告imp+PR推定リーチ+クリエイター+現地掲出 |
| 動画視聴 | 270,000 | 1,200,000 | 1,800,000 | 想定動画リーチ×視聴率30% |
| LP流入 | 16,000 | 90,000 | 133,000 | 目標GA4で実測 |
| メディア露出 | 8 件 | 40 件 | 55 件 | 目標クリッピングで実測 |
| インフルエンサーリーチ | 実施しません | 1,200,000 | 1,800,000 | 想定起用数×平均リーチ10万 |
| QR流入 | 3,000 | 12,000 | 16,000 | 想定QRごとに計測用URLを分けて実測 |
| 想定来場者数 | 約12,000 人 | 約30,000 人 | 約40,000 人 | 目標自然来場7,500人を含む。PR施策寄与=最小4,400/標準22,500/最大32,900人 |
最小構成の現実的な着地は約12,000人です。インフルエンサーと地域連携を落とし、広告出稿を絞った構成では、必要リーチ6,800,000に対して約19%しか積み上がらないためです。
最小構成は「30,000人を安く達成する構成」ではなく、「最低限の認知だけは確保する構成」です。30,000人を目標として置くなら、標準構成の900万が下限になります。
実際にご検討いただく予算(200/300/500万)での組み直しは P.27〜28 にあります。
単価はいずれも一般的な市場相場の水準です。
仕様・実費により変動するため、確定見積ではありません。
| 費目 | 単価の置き方(相場データ) | 最小 | 標準 | 最大 |
|---|---|---|---|---|
| 動画/ クリエイティブ |
実写ブランドムービー 60〜90秒(1日撮影+編集)=80〜150万 展開版の書き出し・再編集=1本 3〜8万 |
簡易撮影 1本+展開2版 =70万 |
本編1本+展開5版+広告用静止画 =150万 |
竹+追加動画2本+会期中クリエイティブ =250万 |
| メディアPR | PR業務の月額リテーナー=月 30〜80万 単発リリースの作成・配信=1本 10〜30万 |
リリース1本のみ =25万 |
3ヶ月(9〜11月)+先行内覧会 月30万×3=90万 |
4ヶ月+個別アプローチ・取材誘致 月40万×4=160万 |
| デジタル広告 | 動画広告のCPM=800円(YouTube/Meta/TikTok の動画面の実勢) 運用代行=出稿額の20%(業界標準) |
出稿60万=75万imp +運用15万=75万 |
出稿200万=250万imp +運用40万=240万 |
出稿300万=375万imp +運用60万=360万 |
| インフルエンサー | 起用費=フォロワー×3円(マイクロ帯の相場2〜4円の中央値) 平均3万フォロワー=約9万/名 |
実施しません | 12名=108万+進行32万 =140万 |
18名=162万+進行48万 =210万 |
| ホテル/大学/ 地域連携 |
交渉・納品・フォローの人件費換算 ディレクター1名=月60万×稼働率 |
主要ホテル20施設のみ =25万 |
118施設(60+8校+50) 2ヶ月×稼働50%+期中=80万 |
+館内枠・商店会・広域観光 =150万 |
| その他制作/ 運用 |
LP 1ページ完結レスポンシブ=40〜100万 GA4・計測実装=10〜20万/ディレクション=月25〜30万 |
LP40+計測10+DIR45+報告10 =105万 |
LP70+計測15+DIR85+報告30 =200万 |
LP100+計測20+DIR120+報告40 =280万 |
自然来場7,500人はどのプランでも施策費と無関係に発生するため、分母から除いています。入園料との比較は収益の帰属が未確定のため判断材料には置きません(P.23)。
最小構成は動画・LP・ディレクションという固定費を少ない人数で割るため、1人あたりが最も高くなります。最大構成は達成確度のバッファ(P.25)を買う分だけ単価が上がります。
標準構成は、固定費が効率よく回り始める点と、バッファを積み始める点のちょうど間にあります。
ただしこれは必要額ベースの話です。実予算での効率は P.27〜28 をご覧ください。
P.24〜26 は「30,000人に必要な額」の試算です。
ここからは200/300/500万円の枠内で組み直した現実案です。
| 費目 | 梅 200万 | 竹 300万 | 松 500万 | 枠内で削ったもの・残したもの |
|---|---|---|---|---|
| 動画/クリエイティブ制作費 | 50 | 70 | 100 | 梅は簡易撮影1本+縦型2版まで。動画は全経路の弾なので、どの案でも残す |
| メディアPR費 | 35 | 60 | 90 | 梅はスポットのリリース1本。松で3ヶ月+先行内覧会まで上限まで到達 |
| ホテル/大学/地域連携費 | 30 | 50 | 80 | 梅はホテル30施設のみ。松で118施設=上限まで到達 |
| デジタル広告費(出稿+運用) | 25 | 45 | 70 | 最も削りやすいが、唯一「確実に読める」経路でもある |
| インフルエンサー費 | — | — | 60 | 梅・竹では実施しません。松で6名から(必要額の構成は12名) |
| その他制作/運用費 | 60 | 75 | 100 | LP・計測・進行・報告。ここを削ると計測ができず翌年に何も残りません |
| 合計(税別) | 200 | 300 | 500 | 必要額 900万に対して 22% / 33% / 56% |
| 指標 | 梅 200万 | 竹 300万 | 松 500万 | 内訳 |
|---|---|---|---|---|
| メディア掲載 | 12 件 | 25 件 | 40 件 | Webニュース中心。松でテレビ・新聞まで狙える件数に |
| 連携施設数 | 30 | 68 | 118 | 梅=ホテル30/竹=ホテル60+大学8校/松=+周辺店舗50 |
| クリエイター起用 | — | — | 6 名 | 京都ローカル・旅行・写真の3ジャンルから |
| 想定リーチ | 1,100,000 | 2,400,000 | 4,400,000 | 必要リーチ 6,800,000 に対して 16% / 35% / 65% |
| LP流入 | 14,000 | 30,000 | 59,000 | 広告+PR+QRの合計。松のみクリエイター分を加算 |
| PR施策による来場 | 3,650 人 | 7,950 人 | 15,300 人 | PR/連携/広告/クリエイターの経路別合計 |
| 想定来場者数自然来場7,500人を含む | 約11,000 人 | 約15,000 人 | 約23,000 人 | 30,000人に対して 37% / 51% / 76% 1人あたり費用=550円/380円/330円 |
単価は P.26 と同一です。いずれも確定見積ではありません。含まないもの=印刷・現地制作物/撮影実費/販売手数料/交通宿泊費(P.31)。★要確認
=予算が小さいほど、人を呼ぶ前の準備に消える割合が高くなります。200万では半分以上がそこに向かうため、1人あたりが550円まで上がります。動画とLPは削ると全経路の効率が落ちるので、ここを圧縮して人数を買うことはできません。
200万円の時点で固定費(動画・LP・進行)を払い終えているため、そこからの増額はいちばん効率よく人数に変わります。効率が落ちるのは500万を超えたあとです。
| 経路 | 1人あたり | 上限 |
|---|---|---|
| メディアPR | 約150円 | 掲載 40件 前後で頭打ち |
| ホテル/大学/地域連携 | 約150円 | 市内 118施設 で頭打ち |
| デジタル広告 | 約330円 | 上限なし(金額で買える) |
| クリエイター起用 | 約330円 | ジャンル適合で実質20名程度 |
=安い2経路は「人件費で買う」ので、使い切ったらそれ以上は買えません。約400万でこの2つが上限に達し、そこから先は330円の広告・クリエイターで積むしかなくなります。配信の重複も増えるため、実際の限界単価は570円程度まで上がります。
約400万で、いちばん安い2経路(メディアPR・地域連携)が上限に達します。そこから先は単価330円の広告とクリエイターで積むことになります。
使い切れる割合は梅200万=約3割(掲載12件/30施設)、竹300万=約6割(掲載25件/68施設)、松500万=使い切る(掲載40件/118施設)。同じ1万円が生む人数がいちばん多いのは、200万→500万の区間です。
梅200万=固定費(動画・LP・進行・報告)が予算の55%を占めます。人を呼ぶ前の準備に半分以上が向かうため1人あたりが550円まで上がります。目標は11,000人。
竹300万=広告を最小限にし、単価150円のメディアPRと地域連携に寄せる順番。インフルエンサーは見送り、会期中の実写でPRの二の矢を打ちます。目標は15,000人。
松500万=安い2経路を使い切り、広告とクリエイターまで載ります。目標は23,000人。それでも30,000人には届きません。
30,000人を目標として据えるなら、必要額は約900万円です。実予算が200〜500万であれば、目標そのものを 11,000〜23,000人に置き直すのが実態に合います。
初年度に大事なのは数字の大きさではなく、置いた目標を達成して経路別のデータを残すことです。届かない目標を掲げるより、達成できる目標で実績とデータを作り、YEAR 2 の投資判断に使うことをお勧めします(P.29)。
ARや音の演出は、見る人がいて初めて意味を持つものです。初年度に投資しても、母数がなければ何が効いたのか検証できず、翌年に持ち越せる学びが残りません。
まず植物そのものと、光と、水から始める。その景色が定着してから、体験を1つずつ足していく。LIGHT → EXPERIENCE → CULTURE の順番は、入れ替えられません。今年ご提案しているのは、この3年を始めるための1年目です。

この提案は、植物園を別の場所へ変えるものではありません。
100年かけて育ててきた植物と、水と、風景に光を加えるだけです。
そこに新しいものは何も足していません。それでも、水面に映った瞬間、
昼には一度も見たことのない景色になります。
100年という時間の価値は、そこにしか出てきません。
今年やるのは、その景色をつくり切ること。そして、これまで植物園を訪れる機会のなかった
3万人に、その景色の前に立ってもらうことです。
その実績とデータが、来年からの「毎年行きたくなる場所」をつくる土台になります。
植物 × 光 × 水面。そこにあるものだけで、新しい植物園体験をつくる。
AR・スタンプラリー・音・IP・限定コンテンツ。確立した景色の上に体験を重ねる。
「京都の夜に植物園へ行く」という新しい文化へ。名前で検索される状態に。
30,000人に必要な額は約900万円(P.25)。実予算200/300/500万での着地は約11,000/15,000/23,000人(P.27)。
残っているのはどの案で進めるかと、目標人数をどこに置き直すかの2点です。この2つが決まれば、工程と御見積は即座に確定できます。
梅200/竹300/松500万のどれで進めるか(P.27)。本書では推奨案を置いていません。予算と目標人数は連動しているため、下の02とセットでご判断ください。判断材料(安い経路の上限・限界単価・固定費比率)は P.28 に整理しています。
30,000人を据えるなら約900万が必要です。実予算が200〜500万なら、目標を11,000〜23,000人に置き直すのが実態に合います(P.28)。届かない目標より、達成できる目標とデータを。
本提案は「水鏡」を最大の見せ場に置いています(P.04〜05)。どの池・どの水面を対象にするか、そこに照明を当てられるかが決まらないと、Hero Visual / Movie の設計に入れません。★要確認
日数と料金が変わると、逆算の全段が動きます。あわせて P.08 の5経路の人数を、着手前に合意事項として確定させてください。
金額を先に決めていただければ、到達人数はこちらで逆算します。逆に、来場目標を先に決めていただければ、必要な金額を逆算してお出しします。どちらからでも入れます。
| 印刷・現地制作物 | ポスター・チラシ・QRカード・卓上POP・現地サイン |
| 動画の撮影実費 | 機材・スタッフ・許認可(規模により変動)★要確認 |
| チケット販売手数料 | 販売プラットフォーム側に発生する費用 |
| 交通費・宿泊費 | 京都以外からの移動分(実費精算) |
ver.02 でご提出した御見積書(梅200/竹300/松400万円)は、当時の施策構成(LP・SNS・チケット導線)に基づくものです。本書 P.27 の実予算3案は同じ金額帯ですが中身が違います(Hero Visual / Movie 制作・メディアPR・地域連携を含む)。お選びいただいた案に合わせて御見積書を作成し、次回ご提出させてください。
本書の数値目標・工程は、下記が未確定のままの仮置きです。確定した項目から順に、実数へ更新してご提出し直します。
| 確認事項 | 確定しないと何が決まらないか | 該当 | 優先 |
|---|---|---|---|
| 広告出稿費の枠目安200万円 | 3万人のうち 7,500人(25%)が直接この枠に連動します。枠が確定しない限り、目標人数そのものが確定しません。 | P.09 / 19 / 25 | 最優先 |
| 事業の正式名称ロゴ・商標の有無 | 動画・LP・SNS・報道資料・ホテル配布物のすべての起点。これが無いと制作を始められません。 | P.14 / 21 | 最優先 |
| 会期・点灯時間・最終入園時刻 | 逆算の全段。ホテル・大学への配布物の記載内容。LPの「今夜やってるか」の即答。 | P.06 / 20 | 最優先 |
| 料金設定追加料金の有無・学割 | LPの表示、配布物の記載、広告の訴求。当日券のみか事前販売もあるかで、施策の組み方が変わります。 | P.10 / 20 / 23 | 最優先 |
| 対象となる池・水面の範囲水鏡の実施可否 | 本提案の見せ場そのもの。どの水面を対象にし、そこに照明を当てられるかが決まらないと、Hero Visual / Movie の設計に入れません。 | P.04 / 05 / 15 | 最優先 |
| 水面の状態と管理風・水位・落葉 | 水面が鏡になるのは風のない時だけです。水位・落葉の除去・水質を含め、映り込みが成立する条件と管理体制を確認したい項目です。撮影日を複数日確保できるかもここに関わります。 | P.04 / 15 | 最優先 |
| 実施エリアの確定範囲 | 撮影構図、フォトスポット、園内の回遊導線。制作着手の前提条件です。 | P.15 | 最優先 |
| 照明計画の確定時期 /プレ点灯の可否 | Hero Visual / Movie の撮影日。素材が出ないとLP・広告・PRのすべてが後ろにずれます。プレ点灯で撮れるかどうかが工程を左右します。 | P.15 / 21 | 最優先 |
| 照明計画との役割分担 /電源計画 | 水面への映り込みは照明の当て方で成否が決まります。演出照明の設計主体と、画づくりの要望を出せる範囲・時期の整理が必要です。 あわせて電源。配線経路図(令和元年7月10日現在)では電源が濃いのは観覧温室〜北山門と主要園路で、南の整形庭園・芝生地・生態園の"面"には電源がありません。薄い側を含むなら仮設電源の費用と工程が別途発生します。 | P.05 / 15 / 21 | 高 |
| 収益の帰属入園料/追加料金 | 収益KPIを設計できるか否か。本提案では集客に限定していますが、確定後に別途整理が必要です。 | P.23 | 高 |
| 園公式の情報発信との関係 | Google ビジネスプロフィール・公式サイト・公式SNSの編集権限。園側の運用と重なるため、役割分担の整理が必要です。 | P.20 | 高 |
| 園内掲出の可否と物量 | 自然流入 7,500人の根拠。最も安く確実な経路なので、可否は早めに確認したい項目です。 | P.08 / 09 | 高 |
| 撮影ルール三脚・商用撮影 | クリエイター施策と「撮りに来る人」への訴求。禁止事項が多いと、この層は狙えません。 | P.10 / 17 | 高 |
| 前年度の実績データ | 来場者数・流入経路・SNS実績。ご共有いただければ、本書の仮置き数値を実データに基づく水準へ更新します。 | 全般 | 高 |
| 駅構内・公共掲出の可否 /物販・飲食の実施可否 | 前者はローカルネットワークの接触量。地下鉄烏丸線の掲出が取れると接触は大きく上振れします。後者は今年は収益KPIから外していますが、実施する場合は導線をLPと現地サインに追加します。 | P.18 / 23 | 中 |